西の軽井沢とも言われる蒜山高原(ひるぜんこうげん)は岡山県(真庭市)にありますが、実は最寄り空港は岡山空港ではなく、岡山県の北隣「鳥取県」にある米子空港。
「米子鬼太郎空港」の愛称で知られる米子空港は、鳥取県境港市「水木しげるロード」の最寄り空港でもあります。
この記事では、米子空港を起終点として、鳥取県の「水木しげるロードと海の幸」と岡山県の「蒜山高原とジンギスカン」を一緒に楽しんでしまう、欲張りな海と山巡り一泊二日モデルコースをご提案します。
当ブログのコンセプトは、“A picture is worth a thousand words”「百聞は一見に如かず」。詳細記事は、現地に足を運んで撮った写真盛りだくさんで各項目についてご紹介しています。ぜひご覧ください。
東京(羽田)から米子鬼太郎空港へ
米子空港国内線は 東京(羽田)ANA便のみ
東京・羽田空港~米子空港間には、ANAが一日6往復運航されています。
米子空港の国内線の就航地は東京(羽田)だけで、国内線運航会社はANAだけです。
国内の他の都市や、JALなど他の会社の国内線の運航はありません。
米子鬼太郎空港は妖怪だらけ
「米子鬼太郎空港」の愛称がある米子空港は、水木しげるワールド全開!
2023年秋には、3階送迎デッキに鬼太郎たちのトリックアートが完成しました。
米子空港から鬼太郎列車orレンタカーで境港へ
水木しげるロード観光そのものには車は必要なし!
水木しげるロードは、JR境港駅前から続く長さ800mほどの商店街。商店街なので基本は徒歩で散策・観光。
水木しげるロードは境港駅が最寄、というより駅そのものが観光スポットで水木しげるロードの一部みたいなもので、車で来ても駐車後に歩いて境港駅を見に来る方が多いような感じ。
なので「水木しげるロードの観光そのもの」には車は必要ないと思います。
ただ、境港駅への列車本数は少ない
水木しげるロード最寄りの境港駅へは、JR米子空港駅からJR境線の普通列車で15分程度なので、鉄道利用もあり。米子空港駅は空港連絡駅にしてはローカルな雰囲気の無人駅ですが、Suicaなどの交通ICカードも使えます。
ただ、列車は1時間に1本程度の運転で、飛行機との接続が図られているわけでもないので、米子空港からレンタカー(米子空港レンタカー店一覧こちら
)で境港へ(または後述のとおりタクシーで)移動した方が楽かもしれません。
米子空港から米子空港駅への道案内や 駅の様子について詳しくはこちらをご覧ください。
「鬼太郎列車」が走る
なお、JR境線では、ほとんどの列車が鬼太郎列車で運転されています。
鬼太郎列車は普通列車(全車全席自由席)で指定席もありませんので、乗車に際して運賃以外に予約や特別な料金等は必要ありません。
鬼太郎列車や境港駅について詳しくはこちらの記事をご覧ください。
空港~境港間は タクシーもありかも
米子空港から境港駅へは、6km程度。タクシーで片道2,500円程度で行ける距離です。
タクシーなら列車本数の少なさを気にすることなく、レンタカー代や境港での駐車場代もかかりません。
水木しげるロードを観光
駅からすでに鬼太郎ワールド全開!
境港駅に到着したら、駅前からすぐに水木しげるロードが始まります。
境港駅前にある「みなとさかい交流館」の壁には鬼太郎ファミリーの大きな壁画が。
水木しげるロードは、境港駅前から800mほど続く商店街。沿道には妖怪たちの銅像がたくさん。
水木しげるロードの観光の目玉のひとつで、リニューアル休館中だった「水木しげる記念館」は2024年4月20日リニューアルオープン!
水木しげるロードの様子について詳しくはこちらの記事をご覧ください。
水木しげるロードには、妖怪たちが出没!
妖怪出没についてはこちらの記事もご覧ください。
鬼太郎の消印ゲット!(郵便局窓口が開いてる場合に限ります)
「水木ロード郵便局」の文字が、
おどろおどろしい感じだね。
夜には、ライトアップや妖怪影絵も!
境港は水産王国
境港市は、国内有数の水揚げ量を誇る水産の街。
水木しげるロードに隣接して「境港おさかなロード」もありますよ。
2024年2月には最新作「シイラ」が除幕され話題となりました。
(詳細はこちらの記事↓をご覧ください)
さかなと鬼太郎のまち境港市!
せっかくなので海鮮も楽しみたいね。
境港駅前には、2024年3月にオープンした回転寿司「山陰のお寿司 ヒトトセ 境港駅前店」が。
(詳細はこちらの記事↓をご覧ください)
境港駅前の温泉ホテルに宿泊
水木しげるロードでの宿泊は、JR境港駅目の前・水木しげるロード沿いにあるホテル「天然温泉 夕凪の湯 御宿 野乃 境港」が便利。
駐車場(有料)もありますのでレンタカー利用でも安心です。
また、チェックイン前に荷物を預かってもらうこともできます。(境港駅にコインロッカーもあります)
お宿野乃境港の宿泊記はこちらの記事をご覧ください。
翌日:レンタカーで蒜山高原へ
翌日は、蒜山高原へ。
境港へレンタカーで来ているなら、もちろん直接。
レンタカーがまだの方は、境港駅から鬼太郎列車に15分乗るなどして米子空港へ向かい、レンタカー(米子空港レンタカー店一覧こちら
)を借り出し。
米子ICから米子自動車道で「蒜山IC」へ
境港駅から蒜山高原へは、米子自動車道利用で60kmほど。
米子ICから米子自動車道に入り、蒜山ICで一般道へ(計60kmのうち 30km強が高速道路区間)。途中「三平山(みひらやま)トンネル」で鳥取県と岡山県の県境を越えます。
蒜山ICを出れば、蒜山高原の観光の中心「ヒルゼン高原センター」までは3kmほど。蒜山高原は車利用ならかなり便利なところですよ(公共交通はとても便利とは言えない)。
なお、常識的なルートを選びさえすれば、道中 ワインディングや狭隘路もなく、走りやすい行程です。
蒜山高原を観光
蒜山高原は「西の軽井沢」
蒜山高原(ひるぜんこうげん)は、蒜山三座(上蒜山・中蒜山・下蒜山)の裾野に広がる、「西の軽井沢」と言われる高原リゾート地。
日本最大級の飼育数を誇るジャージー牛の牧場風景や、最近では新ランドマーク「グリーナブルヒルゼン(GREENable HIRUZEN)」も注目されています。
蒜山高原の観光スポット
ヒルゼン高原センター・ジョイフルパーク
昔から蒜山高原の観光の中心地に建つヒルゼン高原センター・ジョイフルパーク。
おみやげ物店や体験施設・ジンギスカンレストランのある「ヒルゼン高原センター」と、蒜山高原の大自然の中アトラクションが楽しめる遊園地「ジョイフルパーク」からなる複合観光施設です。
(詳細はこちらの記事↓をご覧ください)
グリーナブルヒルゼン(GREENable HIRUZEN)
ヒルゼン高原センターの目の前にあるのがグリーナブルヒルゼン(GREENable HIRUZEN)。
ひときわ目を引くパビリオン「風の葉」をはじめ、真庭市蒜山ミュージアムやサステナブルなグッズのショップ・サイクリングセンター・観光案内所などがあります。(駐車場はヒルゼン高原センターと共用)
(詳細はこちらの記事↓をご覧ください)
白樺の丘・愛の鐘
大山や蒜山三座を望む美しい丘「白樺の丘」と、蒜山高原のシンボル「愛の鐘」。
グリーナブルヒルゼンから1.5kmほどのところにあります。
丘に鐘があるだけで他には特になにもありませんが、高原の雰囲気と美しい風景を味わうには最高です。
(詳細はこちらの記事↓をご覧ください)
ひるぜんジャージーランド
ヒルゼン高原センターから4kmほどのところにあるのが、ひるぜんジャージーランド。
雄大な蒜山三座の眺めと広大なジャージー牛放牧地が印象的な、蒜山酪農農業協同組合直営のレジャー施設で、レストランやショップもあります。
なお、馬とふれあえる体験施設「蒜山ホースパーク」も併設されています。
(詳細はこちらの記事↓をご覧ください)
蒜山高原名物ジンギスカン
蒜山高原の名物のひとつ「ジンギスカン」。境港で魚を食べたあと、蒜山高原でお肉はいかが?
ウッドパオ
ウッドパオは、ヒルゼン高原センターから北へ1kmほどの有名ジンギスカンレストランで、お土産店やレンタサイクルも併設。
なお、ウッドパオの南隣には、こちらも有名なジンギスカン店「ひるぜん大将」があります。
レストラン ファーミー
レストランファーミーは、ヒルゼン高原センター内にあるレストラン。
ジンギスカン以外のメニューも豊富で、ジンギスカン中心のファミリーレストランといった感じです。
蒜山高原観光の後は、レンタカーで米子空港へ。
レンタカーを返却したら、米子空港から東京(羽田)まで 約1時間30分のフライトです。
大変 おつかれさまでした!
お土産もお忘れなく
以上、鳥取県の「水木しげるロードと海の幸」と岡山県の「蒜山高原とジンギスカン」を一緒に楽しんでしまう欲張り一泊二日モデルコースでした!
皆さんがお出かけの時、
いいお天気に恵まれますように!
最後までお読みいただき ありがとうございます。