広島県・穏やかな瀬戸内海に浮かぶ小さな無人島”うさぎ島”こと大久野島。
この記事では、”うさぎ島”初心者の方向けに、うさぎさんたちにエサをあげながら 定番スポットを結んで島の南側を歩く日帰りモデルコースを、写真盛りだくさんでご紹介します。
広島県・瀬戸内海の無人島”うさぎ島”こと「大久野島」
大久野島は、広島県竹原市・瀬戸内海に浮かぶ芸予諸島の島。本州側・忠海港から沖へ2.5kmほどのところにある、周囲約4.3kmの小さな無人島です。(定住している人はいないが島内に 休暇村大久野島 があるので夜も人はいる)
大久野島は、多数のうさぎが生息する”うさぎ島“として国内外の観光客に大人気。また、昭和初期に「毒ガス工場」があった島としても知られています。
この記事では、”うさぎ島”初心者の方向けに、うさぎさんたちにエサをあげながら 定番スポットを結んで島の南側を歩くモデルコースをご紹介します。
船(フェリー・客船)で大久野島に上陸
“うさぎ島”として知られる大久野島へは橋が架かっていないため、島へは必ず船を利用する必要があります。
最も一般的なのは、忠海港(広島県竹原市)からのフェリー・客船。忠海港から大久野島まで約10~15分の船旅です。
この忠海港~大久野島航路(フェリー・客船)について こちらのページで詳しく説明しています
また、新幹線・飛行機でのアクセスにつきましては、こちらの記事をご覧ください。
海上から見た大久野島の「乗船場2番」(第二桟橋)です。
忠海港~大久野島航路のの全てのフェリーとほとんどの客船が、この乗船場2番(第二桟橋)発着です。(一部便は1番桟橋発着)
1番ではなく「2番」が大久野島の「メインの玄関口」の役割りを果たしています。
大久野島フェリー待合所・休暇村送迎バスのりば
大久野島のメインの玄関口・乗船場2番(第二桟橋)前にあるのが、大久野島フェリー待合所。
自動販売機・コインロッカー・観光パンフレット・乗船券自動券売機・お手洗いなどなどがあります。
また待合所横からは、約900m離れた 休暇村大久野島 への送迎バス(無料)が出ています。(休暇村宿泊者以外も利用可能)
この記事では、うさぎさんにエサをやりながらのんびりと歩きますので バスは利用しません。
モデルコースを歩く前に うさぎ関連ルールのご確認を!
多くのうさぎが暮らす大久野島では、うさぎさん関連の様々なルールがあります。
上陸前・モデルコースを歩く前に、今一度ご確認を!(写真は大久野島内の看板です)
大久野島 南半分を歩く 定番観光モデルコース
この記事では、乗船場2番(第二桟橋)から 途中うさぎさんたちにエサをあげながら、大久野島海水浴場・大久野島灯台・大久野島ビジターセンター・休暇村大久野島へと島の南半分を歩く、瀬戸内の穏やかな海の風景も美しいモデルコースをご紹介します。
当モデルコースの総距離:島内徒歩約3km
観光所要時間は、徒歩時間約1時間(3km)に加えて 途中うさぎさんへのエサやり・各種施設見学・お茶・食事等の時間をどれくらい取るかで大きく変わります。
何にどれくらい時間をかけたいかは もちろん人それぞれですが、参考までに申し上げますと 当記事筆者はこのモデルコースを約5時間で楽しみました(平日9時~14時頃・お茶と昼食も島内で)。
休暇村大久野島 (島内唯一の宿泊施設)に宿泊して じっくりと楽しむのもいいですね!
モデルコーススタート!大久野島海水浴場・灯台方面へ
さて、大久野島観光モデルコース散策 スタート!
さっそくうさぎさんがお出迎え
上陸すると、さっそくうさぎさんが。
うさぎさんにエサをあげながら 灯台・休暇村大久野島方面へ
忠海港の売店で買ったエサ(島内ではエサ販売無し・詳しくはこちらを)をうさぎさんたちにあげながら、休暇村大久野島方面へと歩きます。
乗船場2番(第二桟橋)から休暇村大久野島・大久野島灯台方面への道。
道を歩いていると うさぎさんが駆け寄ってくることがありますが、道路上や道路脇でのエサやりは禁止されています。
ちなみに、下写真の海の向こうに見える陸地は、瀬戸内しまなみ海道が通る「大三島」(おおみしま・愛媛県今治市)です。
うさぎさんたちも可愛いですが、大久野島は 穏やかな瀬戸内海の美しさも魅力ですね。
大久野島キャンプ場の手前で、道が二手に分かれます。
歩行者は左の海辺の道を進みます。(右はクルマ・バス専用)
うさぎさんは いろんな所にいます。
なお、うさぎさんが掘ったと思われる「穴」がそこら中にありますので、足元にご注意を。
キャンプ場の横を進みます。
第一桟橋に到着(お手洗いあり)
大久野島のメインの玄関口・乗船場2番(第二桟橋)から600mほど歩いて、第一桟橋に到着。
一部の客船は この第一桟橋発着です。
第一桟橋前にはお手洗いがあります。
うさぎ耳集音器
第一桟橋横には「うさぎ耳集音器」がありますよ。
大久野島ビジターセンター
うさぎ耳集音器の前には、大久野島ビジターセンターが。
大久野島ビジターセンターは、大久野島を中心とした瀬戸内海国立公園の自然環境などについての展示がある施設です。
大久野島海水浴場・大久野島灯台方面へ 海辺を進む
大久野島ビジターセンター前から内陸側へ進むと 休暇村大久野島
方面、海辺を進むと大久野島海水浴場・大久野島灯台方面です。
この記事では、まず大久野島海水浴場・大久野島灯台方面へと海辺を進みます。
なお、そこら中にいるので もういちいち書いていませんがw、所々でうさぎさんにエサをあげながら進んでいます。
大久野島海水浴場
大久野島海水浴場に到着。
穏やかで きれいな海だね~!
夏の海水浴シーズン中には トイレ・シャワー・更衣室・売店が営業されるそうです。
大久野島灯台
大久野島海水浴場の南端付近にある、山への上り階段。
この階段を上った先には、大久野島灯台が。
残念ながら灯台の直下まで近づくことはできませんが、海水浴場からは見えなかった島の南西側の海がよく見えます。下写真の島は、「松島」かな。
大久野島灯台から休暇村大久野島方面へ
灯台の山から下りてきて、海辺を大久野島ビジターセンターまで戻ります。
大久野島ビジターセンター前から、海辺を離れて内陸側へ。休暇村大久野島方面への道を進みます。
大久野島毒ガス資料館
すぐ右手に見えるのが、大久野島毒ガス資料館。
大久野島は 現在では”うさぎの島”として有名ですが、昭和初期に太平洋戦争で使うための毒ガスを作る工場があった島でもあります。
休暇村大久野島に到着
さらに進むと、視界が開けて 南国風の風景が広がります。
大久野島内唯一の宿泊施設 休暇村大久野島 に到着です。
あはは、かわいい~!
休暇村大久野島 カフェ&レストラン
休暇村大久野島の1F(フロントロビー階)には、レストラン”うさんちゅ”とカフェ”うさんちゅカフェ”があります。
こちらは、レストラン”うさんちゅ”。
こちらは、”うさんちゅカフェ”。
食券制のセルフサービスカフェです。
たこ天が想像以上に美味しかった~!
うさんちゅカフェで、アイスカフェオレと たこ天を頂きました。
たこ天がおいしかったので、お昼にもう一度お店に来て “たこ天カレー”を。
写真を撮り忘れましたが、食後にソフトクリームも頂きましたよ。ごちそうさまでした!
大久野島西岸の海と 小久野島
休暇村大久野島の西側は、すぐ海。
こちらはフェリーの発着する桟橋のあるのとは逆方向、大久野島西岸の海です。
目の前に見える小さな島は、小久野島。
大久野島に対して「小」久野島なんですね。
地図で見ると大久野島と小久野島はカタチも何となく似てて、サイズ感的にも”親子”って感じです。
西岸のグランドあたりでウサギたちにエサをあげて、来た道をフェリー乗場へと引き返すことに。
うさぎさんたち 暑い中 遊んでくれてありがとう。
休暇村大久野島からフェリー乗場(第二桟橋)へは、徒歩約900mです。
帰りだけ休暇村大久野島から フェリー乗場(第二桟橋)行き無料シャトルバスに乗るなんてのも、ありですね。
この記事のモデルコースの地図
この記事のモデルコースを地図に表すと、ざっくりこんな感じです。
以上、”うさぎの島”大久野島 観光モデルコースでした。
最後までご覧いただき ありがとうございます。
*この記事は2024年7月時点の情報です。お出かけの際はご自身で最新情報をお確かめください。