瀬戸内海に浮かぶ”うさぎの島”として有名な大久野島へのアクセスとして一般的な、忠海港からのフェリー航路(フェリーに加え客船も運航)について。二つの船の違いや料金(乗船券の買い方)などはもちろん、最寄り駅から港への徒歩アクセスルートや港売店の様子・混雑状況チェックについてもご紹介。写真盛りだくさんで詳しくご紹介します。
“うさぎの島”大久野島へのアクセスは忠海港からフェリーか客船が主流
“うさぎの島”として知られる大久野島へは橋が架かっていませんので、アクセスは必ず「船」。
三原港(土日祝のみ運航)などからも航路があるのですが、一般的なのは竹原市の「忠海港」(ただのうみこう)から船(フェリーか客船・大久野島まで乗船時間10~15分程度)に乗ること。
この記事では、観光での大久野島へのアクセスとして最も一般的な忠海~大久野島航路(フェリーと客船)について詳しくご紹介します。
JR忠海駅から大久野島行きフェリー乗場(忠海港)への道案内(徒歩約300m)
忠海港(大久野島行きフェリー・客船のりば)へはJR呉線「忠海駅」から徒歩300mほどです。
ちなみに忠海駅の西側にはコンビニ(ファミリーマートJR忠海駅前店)があります。
*忠海港や うさぎ島(大久野島)には、コンビニはありません。
なお、竹原駅から忠海駅までの電車(JR呉線)についてはこちらの記事もご参照ください。
忠海駅(改札口も駅出口も一か所だけ)を出て、
駅前の通り(国道185号)を右(福山・三原方面)へ。
国道185号を東へ200mほど歩いて…
「忠海港→」の標識に従って、一つ目の角を右折。
港の船溜まり沿いの道を進んで…
踏切を渡ると…
忠海港フェリー・客船乗り場に到着です。
大久野島へはフェリーも客船も料金(往復720円)同じ・自動券売機で乗船券を
この記事は忠海港~大久野島(うさぎ島)「徒歩乗船」を想定して書いています。
大久野島の島内は車両走行禁止(キャンプ等の理由での乗り入れ・駐車は可能)。大久野島に車両を持ち込む場合は、乗船券購入の時に忠海港のスタッフに申し出る必要があります。(車両はフェリーにのみ積載可能・客船には載せることができません)
乗船券(フェリー・客船共通)は売店内の自動券売機で
忠海港のこちらの建物(売店)の中の自動券売機で、大久野島行きの乗船券を購入します。
忠海駅方面から歩いて来た人が 建物正面(写真左奥)に回らずにすぐ券売機にアクセスできるよう、動線が工夫されているようです。(建物の正面はこのあとの項目で載せることにします)
大久野島まで往復乗船料金720円(一般大人) 購入は現金のみ(キャッシュレス不可)
こちらが、売店内の「乗船切符」自動券売機。
現金のみ利用可能です。(キャッシュレス決済不可)
大久野島へは「フェリー」「客船」の大小2種類の船が出ていますが、乗船券は大小どちらの船も共通(料金も同額で乗船券も同じのを使用)です。
自動券売機の奥に船の時刻表が掲げられています。
忠海港~大久野島の乗船料金(運賃)は、一般大人往復 720円です。
ホテルグランヴィア広島 に宿泊の方は、宿泊確認書類提示でうさぎのオリジナル記念品がもらえるそうです。
フェリー乗船前からうさぎ気分!うさぎ推しの売店
改めまして、こちらが忠海港の売店の建物の全体です。忠海港乗船桟橋(フェリーも客船も同じ桟橋発着)の目の前にあります。
もちろん、全力でうさぎさんを推してます。
フェリー乗船前から うさぎ島気分が盛り上がります。
店内は撮影OK!
うさぎ推しとは特に関係はないと思いますが、ソフトクリーム「うさぎの想い出」も売ってます。
抹茶とミルクとミックスの3種類ね!
ウサギのエサ販売(大久野島内では販売なし)
この売店では、ウサギのエサ(ペレット)も販売されています。(1袋 200円)
大久野島の島内ではエサは販売されていませんので、必要な方はここで買いましょう。
なお、エサの空き袋等のゴミを捨てる場所は大久野島内にはありません。(島内ごみ箱設置なし)
ここで買ったウサギのエサの空き袋をこの売店に持参すると、引き換えにうさぎのポストカードがもらえます。
大久野島へ上陸の際は、今一度 うさぎさん関連のルールのご確認を!
忠海港から大久野島への2種類の船(フェリーと客船)
忠海港から大久野島へは、「フェリー」と「客船」の2種類の船が運航されています(乗船券は共通)。
・フェリー(下写真右):クルマも積載可能(人だけでの乗船もOK)・大三島フェリー(株)運航
・客船(下写真左):クルマ積載不可の小型船・休暇村大久野島 運航 (休暇村利用者以外も乗船可能)
こちらの忠海港のサイトに掲載されている時刻表で どちらの船での運航か分かります
*フェリーは大久野島が終点ではなく、大久野島経由「大三島・盛港」行きです。(一部便は大久野島寄港なし)
*客船は休暇村大久野島運営ですが、休暇村利用者以外も乗船できる公共交通です。
フェリーと客船、どちらの船も、売店の目の前の桟橋(浮桟橋)から出ます。
乗船券は、乗船直前に桟橋の上で 係の方に渡します。
フェリー (忠海港~大久野島~大三島 盛港) “第三おおみしま”
こちらが、忠海港~大久野島~大三島(盛港)を結ぶフェリー「第三おおみしま」。
298総トン・全長49.9mのフェリーで、旅客定員は300名です。
山陽商船傘下の大三島フェリー株式会社が運航しています。
車両通路脇の歩道から乗船します。
車両甲板から客室階へは、フェリーにありがちな急階段です。
この急階段を上るのが難しい方用のバリアフリー設備として、階段を上らずに利用できる「シルバールーム」が用意されています。
車両甲板から階段を上がって、こちらが客室内。
トイレ(客室内)や飲料自動販売機(屋外デッキ)もあります。
客室の窓には、うさぎさんが。
眺めのよい 屋外デッキもありますよ。
お天気のよい日は最高です。
“うさぎの島”大久野島へは、フェリーで約15分の船旅です。
客船 “ラピーナ” (忠海港~大久野島1or2桟橋)
こちらは、休暇村大久野島運営の客船 “ラピーナ”。(定員100人)
“ホワイトフリッパー”として活躍していた船をリニューアルして 2023年にデビューした船です。
客船の朝晩の一部の便は、大久野島の発着桟橋が「1番」桟橋であることに注意が必要です。(フェリーの全便と客船のほとんどの便は大久野島「2番」桟橋発着)
1番桟橋と2番桟橋の間は、600mほど離れています。
下の写真は、大久野島「2番」桟橋前を通過して「1番」桟橋へと向かう客船(忠海港8:40発便)。
忠海港~大久野島の所要時間は、ほとんどの便が10分程度で、大久野島「1番」桟橋発着便は15分程度です。
ちなみに、下写真左奥に見える工場は「今治造船 広島工場」ですよ。
なお、休暇村大久野島はこちらの客船”マリンラビット2”も所有しているようなので、こちらの船で運航される日もあるかもしれません。
忠海港・大久野島行きフェリー乗場の混雑状況は ライブカメラで
大変混雑することでも有名な”うさぎの島”大久野島。
忠海港フェリー乗場の混雑状況は YouTubeの忠海港ライブカメラでリアルタイムで確認できますよ。
土日休日か平日か、また時間帯によっても大きく混雑状況が異なります。大久野島訪問日の混雑状況の参考にライブカメラをご覧になる方は、曜日や時間を合わせてご覧になることをお勧めします。
ただ、平日でも観光バスの団体さんがやってきて混雑することや 天候による違い等もありますので、あくまで「参考」程度に…
なお、ライブ配信のカメラは忠海港売店の屋根の上にあるコレ(黄色〇)だと思います。
以上、”うさぎ島”こと大久野島へのアクセス、忠海港からの船(フェリーと客船)のお話でした!
“うさぎ島”大久野島の様子は こちらの記事で。初めての方にも分かりやすい 観光モデルコースをご紹介しています。
最後までご覧いただき ありがとうございます。
*この記事は 2024年7月時点の情報です。お出かけの際はご自身で最新情報をお確かめください。