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神戸・明石周辺

舞子駅~徒歩観光モデルコース!車なしOK!明石海峡大橋と白砂青松「舞子の浜」

神戸・明石周辺

神戸市西部・古くから白砂青松の名勝として知られる「舞子の浜」(神戸市垂水区)。
明石海峡・淡路島と世界最大級の吊橋「明石海峡大橋」を望む風光明媚なこの海辺の観光スポットは、JR神戸線舞子駅すぐのところにあります。
この記事では、JR舞子駅(山陽電車 舞子公園駅)を発着地として、舞子の海辺を徒歩で観光・散策するモデルコースをご紹介します。

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電車(車なし)でも車でも便利!「舞子の浜」徒歩観光・散策

この記事でご紹介する舞子の浜(兵庫県立舞子公園・アジュール舞子)の観光スポットはJR舞子駅(山陽電車の舞子公園駅・高速舞子バス停も隣接)徒歩数分のところにあり、車なし電車利用での観光・散策にも とても便利な立地です。
なお、JR舞子駅周辺には駐車場(舞子公園駐車場・アジュール舞子駐車場・神戸市舞子駅前駐車場 等)があります。車で来られた場合も、駐車場に車を停めて、舞子駅を拠点にこの記事のモデルコースを歩いて観光することができます。

はまぐりくん
はまぐりくん

舞子の浜の観光・散策は、電車でも車でも便利なんだね!

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モデルコーススタート地点「JR舞子駅」について

JR神戸線「快速」停車駅

この記事の舞子(舞子の浜)観光モデルコースでは、スタート・ゴール地点を「JR舞子駅」に設定します。
JR舞子駅は神戸最大のターミナル駅「三ノ宮」から快速電車で20分と、神戸中心市街地からもアクセス良好です。
JR舞子駅には、JR神戸線の電車の内「快速」「普通」電車が停車します。(「新快速」や特急列車は停まりません)

山陽電車「舞子公園」駅・高速バス「高速舞子」バス停 隣接

JR舞子駅には改札口はひとつしかありません(ホームの西端部の階段を上がったところが改札口)ので、迷うことなくらくらく。
改札口を出て「左」が南(海)側で、「右」が北(ショッピングモールTio舞子や山陽電車舞子公園駅)側です。
JR舞子駅には、山陽電車の舞子公園駅・淡路島四国方面の高速バスの「高速舞子」バス停が隣接しています。(高速舞子バス停では「淡路島四国方面への出発」「淡路島四国方面からの到着」のみ可能です。神戸大阪方面からの降車及び神戸大阪方面への乗車はできません)

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舞子駅から徒歩観光・舞子の浜散策 モデルコース スタート!

JR舞子駅から まずは海辺を目指す(改札口を出て左)

JR舞子駅改札口を出て左へ進み(改札口すぐ前の階段は降りない)、まずは陸橋・ペデストリアンデッキを通って海の方へと進みます。(下写真黄色矢印方向)

はまぐりくん
はまぐりくん

改札口を出て左へ進むとすぐに、

こんな感じで海と明石海峡大橋が見えるよ!

下写真の「舞子ヶ浜歩道橋」(県道と国道2号に架かる)を渡って、歩道橋の「突き当り左の階段」を降ります。
階段を降りたらすぐ右方向(南・海辺方向)へ進み「舞子公園」(兵庫県立舞子公園)に入りましょう。

舞子駅改札口から300mほど(徒歩約4分)で、明石海峡大橋が目の前に見える海辺に着きます。

徒歩すぐ(目の前)

橋の科学館

上の写真の「明石海峡大橋」石碑の目の前にあるのが、橋の科学館。
このモデルコースの眺望の要となる巨大吊橋「明石海峡大橋」の建設に関する資料や、明石海峡大橋と中心とした 本州四国連絡橋の世界最高水準の架橋技術についての展示があります。

なお、2024年11月まで補修工事中で ご覧のように足場に覆われていますが、工事期間中も通常開館しているそうです。

橋の科学館
住所神戸市垂水区東舞子町4-114
開館時間9時15分~17時00分
(入館は16時30分まで)
休館日毎週月曜日(祝日の場合は翌日)
12月29日~1月3日
ただしGW期間と7月20日~8月31日は無休
入館料金
(一部区分のみ表示)
大人500円・小中学生250円
(橋の科学館・舞子海上プロムナード・孫文記念館に入館できる
「3館共通入場券」(詳細こちら)もあります。)
公式情報URLhttps://www.hashinokagakukan.jp/
お出かけの際はご自身で最新情報をお確かめください

徒歩すぐ(目の前)

明石海峡大橋を真下から見上げる

淡路島と本州の間にある「明石海峡」に架かる巨大な吊橋、明石海峡大橋。吊橋の規模を表す中央支間(主塔間の距離)は1,991mで、世界2位の長さの吊橋です。
このあたりの海辺では、巨大な明石海峡大橋を 真下から見上げることができます。
*明石海峡大橋の長さについて:
明石海峡大橋は、ついこの前まで「世界最長」の吊橋だったのですが、なんと2022年にトルコの「チャナッカレ1915橋」(中央支間=2,023m)に抜かれて世界2位になりました。

徒歩すぐ(目の前)

舞子海上プロムナード

巨大な明石海峡大橋の橋桁の中に設けられた遊歩道・展望施設「舞子海上プロムナード」。

舞子海上プロムナードの出入口は下写真の黄↘の場所にあり、入場後・橋桁の中を進んで下写真の黄色○印あたりまで行くことができます(陸地から明石海峡に向かって約150m)。
陸地から約海面からの高さは約47m。明石海峡の素晴らしい眺めはもちろん、床の透明部分から海を見下ろすスリルあるスポットも。
また、館内(明石海峡大橋の橋桁の中)には、明石海峡の食材を使ったお食事メニューも頂けるカフェ「Tom’s Cafe」がありますよ。

舞子海上プロムナード
住所神戸市垂水区東舞子町2051
開館時間通年:9時00分~18時00分
GW・夏休み期間:9時00分~19時00分
(入館は閉館30分前まで)
休館日10月~3月の第2月曜日(祝日の場合は翌日)
12月29日~1月3日
(4月~9月は無休)
入館料金
(一部区分のみ表示)
土日祝日:大人300円・高校生・中学生以下無料
平日:大人250円・高校生・中学生以下無料
(橋の科学館・舞子海上プロムナード・孫文記念館に入館できる
「3館共通入場券」(詳細こちら)もあります。)
公式情報URLhttps://hyogo-maikopark.jp/facility/f01/#ad-image-0
お出かけの際はご自身で最新情報をお確かめください

約100m・徒歩すぐ

モニュメント「夢レンズ」

舞子海上プロムナード出入口から100mほどの所にあるのが、彫刻家牛尾啓三氏の作品「夢レンズ」。
工学博士の肩書を持ち「技術屋市長」とも呼ばれた「明石海峡大橋の生みの親」原口忠次郎博士(第12代神戸市長)の偉業を称え、明石海峡大橋架橋5周年のとき建立された記念碑です。
三種の異なる岩肌による「メビウスの輪」は人・自然・科学、そして明石海峡大橋が結んだ本州・淡路・四国を表しているそうです。

明石海峡をバックに。

徒歩すぐ(目の前)

孫文記念館(移情閣)

「夢レンズ」のすぐ横にある八角形の楼閣が目を引く レトロな洋館、孫文記念館・移情閣 (重要文化財)。
この建物は、元々は神戸の中国人貿易商である呉錦堂氏の別荘で、現在は孫文(孫中山)氏を紹介する博物館「孫文記念館」として活用されています。

下写真左の三階建ての楼閣が「移情閣」(重要文化財)で、1915(大正4)年築。その右の「付属棟」は1890年代(明治時代)に建てられたものだそうな。
移情閣は地元では「舞子の六角堂」と呼ばれて親しまれているのですが、実は六角形ではなく「八角形」です。

孫文記念館(移情閣)
住所神戸市垂水区東舞子町2051
開館時間10時00分~17時00分
(入館は16時30分まで)
休館日月曜日(祝日の場合は翌日)
年末年始(12月29日~1月3日)
入館料金
(一部区分のみ表示)
大人300円・高校生・中学生以下無料

橋の科学館・舞子海上プロムナード・孫文記念館に入館できる
「3館共通入場券」もあります。
また、孫文記念館・旧武藤山治邸・旧木下家住宅の3邸に入館できる
「3邸共通入場券」もあります。
こちらの舞子公園「ご利用料金一覧」ページをご覧ください
公式情報URLhttps://www.sonbunkinenkan.com/
お出かけの際はご自身で最新情報をお確かめください

約200m・徒歩2分

旧武藤山治邸

孫文記念館から海辺を約200m歩いたところにあるのが、「旧武藤山治邸」。(きゅう むとうさんじてい)
この建物は、鐘淵紡績株式会社(後のカネボウ)を発展させ、また衆議院議員としても活躍した実業家武藤山治氏(1867-1934)が、1907(明治40年)に舞子海岸に別邸として建てたもの。(最初の建築場所はここから少し離れた、現在の舞子ビラ近く。)洋館・和館・撞球(ビリヤード)室で構成されていたそうです。

武藤山治が亡くなった後は、鐘淵紡績株式会社に寄贈されて「鐘紡舞子倶楽部」(企業の厚生施設)として活用されていましたが、明石海峡大橋建設に伴う国道2号の拡張工事のため、和館・撞球(ビリヤード)室は1995(平成7)年に取り壊し。洋館のみが神戸市垂水区狩口台(2kmほど離れたところ)に移築されました。
その後、2007(平成19)年に兵庫県がカネボウからこの建物と絵画・蔵書など調度品の寄贈を受け、元々この建物があった場所に近いこの地に移築。2011(平成23)7月には、国の登録有形文化財として登録されました。

館内にはカフェもありますよ。

旧武藤山治邸
住所神戸市垂水区東舞子町2051
開館時間10時00分~17時00分
(入館は16時30分まで)
休館日月曜日(祝日の場合は翌日)
入館料金
(一部区分のみ表示)
大人100円・高校生・中学生以下無料

孫文記念館・旧武藤山治邸・旧木下家住宅の3邸に入館できる
「3邸共通入場券」もあります。
こちらの舞子公園「ご利用料金一覧」ページをご覧ください
公式情報URLhttps://hyogo-maikopark.jp/facility/f03/#ad-image-0
お出かけの際はご自身で最新情報をお確かめください

徒歩すぐ(目の前)

舞子タワー跡地の碑

旧武藤山治邸のすぐ東の芝生の中にあるのが、舞子タワー跡地の碑。(目立たないので分かりにくい)
舞子タワーは、明石海峡大橋の建設工事見学のために 期間限定(明石海峡大橋の完成後は撤去する)で設置されていた展望タワー。
高さは103.5m。タワーの「軸」に取り付けられた展望デッキ部(ここに人が乗る)が回転しながら上下するタイプの「回転昇降式」展望塔で、1992年に完成、1998年4月の明石海峡大橋の開通にあわせてリニューアルし、2002年に撤去されました。
今ではそのタワーの面影は全くありませんが、こうして跡地にひっそりと石碑が立っています。

約300m・徒歩4分

アジュール舞子

旧武藤山治邸・舞子タワー跡地から東へ300mほど歩くと、アジュール舞子に到着。
アジュール舞子は、「舞子の浜」を復元した砂浜(人工砂浜)や松の木が並ぶ芝生広場のある海水浴場ですよ。

アジュール舞子 BE KOBEモニュメント

アジュール舞子の人気フォトスポットが、こちらの「BE KOBE」モニュメント。
「BE KOBE」と言えばメリケンパークにあるモニュメントが神戸のフォトスポットして超有名ですが、このアジュール舞子にもあるんです。

「BE KOBE」モニュメントについては下の記事で詳しくご紹介しているので よろしければご覧くださいね。

アジュール舞子 砂浜(海水浴場)・バーベキュー場・ 芝生広場

アジュール舞子砂浜の波打ち際からの眺め。
目の前には明石海峡大橋。写真右端の建物は、ホテルセトレ神戸・舞子ですよ。

瀬戸内海の穏やかな波打ち際の散歩を、気軽に楽しめます。

砂浜の西端部には、バーベキュー区画もありますよ。(完全予約制・海水浴期間バーベキュー休止)

どうしても砂浜と海に目が行きがちですが、舞子の浜らしく松の木が並ぶ芝生広場もいい感じです。

はまぐりくん
はまぐりくん

まさに 白砂青松の舞子の浜だね!

アジュール舞子
住所神戸市垂水区海岸通11
開園時間6時00分~23時00分
(事務所対応時間9時~17時)
休園日なし
入園料無料
公式情報URLhttps://www.kobe-park.or.jp/azur/
お出かけの際はご自身で最新情報をお確かめください

約400m・徒歩5分 (BE KOBEモニュメントから)

舞子公園 松林

海辺を離れ、国道2号を北へと渡る(旧武藤山治邸北側の歩道橋「松籟橋(しょうらいばし)」経由がおすすめです)と、JR線との間に松林が。

「江戸時代の旅行ガイドブック」播州名所巡覧図絵にも記載がある、舞子の浜の松林。
当時の松の木は 都市化に伴い衰退してしまいましたが、昭和40年代に松林を回復させるべく松の木が植えられ、現在に至っています。

松林の中の遊歩道を通って 松林の北西端方向へ向かうと、JR舞子駅改札口方面へつながるスロープがあります。

約150m・徒歩2分

モデルコース終点・JR舞子駅に戻る

基本の舞子駅から徒歩観光モデルコースはここまでです。
次章ではさらに深く舞子観光をしたい方・時間がある方向けに、このモデルコースに追加するオプション観光スポットを2か所ご紹介します。

舞子駅徒歩観光モデルコースに追加・オプション観光

ご紹介したモデルコースに追加できそうなスポットを2か所ご紹介します。
いずれもJR舞子駅から徒歩数分のスポットです。

モデルコース・オプション「明石藩舞子台場跡(舞子砲台)」

上記モデルコースの「最初」、JR舞子駅から真っ先に向かうのが便利な位置(舞子駅改札口から300mほど)にあるのが、明石藩舞子台場跡(舞子砲台)です。
明石藩舞子台場跡(舞子砲台)は幕末に勝海舟(1823~1899)の現地指導のもと明石藩が造った軍事施設・砲台場の跡で、なんとこの台場の石垣が海岸護岸として「現役活躍中」なんです。(下写真の石垣)

明石藩舞子台場跡(舞子砲台)については、別の記事で詳しくご紹介しておりますので よろしければご覧ください。

モデルコース・オプション「旧木下家住宅」

JR舞子駅の北東方向(JR舞子駅改札口から約300m・徒歩4分)にあるのが、「旧木下家住宅」です。
こちらは海辺ではなくJR線の北側にあるスポットです。舞子駅から海とは反対側に進むことになりますので、この記事のモデルコースの「最初」か「最後」に追加するのがおすすめです。
この旧木下家住宅は、1941(昭和16)年に竣工した数寄屋造の近代和風住宅。1952(昭和27)年に木下家の所有となり、2000(平成12)年に兵庫県に寄贈されたあと保存修復工事を受け、一般公開されています。

旧木下家住宅
住所神戸市垂水区東舞子町11-58
開館時間10時00分~17時00分
(入館は閉館30分前まで)
休館日月曜日(祝日の場合は翌日)
入館料金
(一部区分のみ表示)
大人100円・高校生・中学生以下無料

孫文記念館・旧武藤山治邸・旧木下家住宅の3邸に入館できる
「3邸共通入場券」もあります。
こちらの舞子公園「ご利用料金一覧」ページをご覧ください
公式情報URLhttps://hyogo-maikopark.jp/facility/f02/#ad-image-0
お出かけの際はご自身で最新情報をお確かめください

「3館共通入場券」「3邸共通入場券」の違い

このモデルコースでご紹介するスポットに関係するセット券が「3館共通入場券」と「3邸共通入場券」の2種類あります。それぞれのセット券で入館できるスポットをまとめますと…

3館共通入場券:橋の科学館・舞子海上プロムナード・孫文記念館(移情閣)
3邸共通入場券:孫文記念館(移情閣)・旧武藤山治邸・旧木下家住宅

*どちらのセット券にも「孫文記念館(移情閣)」が含まれています

名前がよく似ていてややこしく、さらに「孫文記念館(移情閣)」がカブっていますので、ご購入検討の際はご注意ください。
また、公式サイト上では「3邸共通入場券」という名前なのに実際のチケットには「3邸めぐり入館券」と書かれています。(もちろん同じものですが表記が違います)
その他、橋の科学館の公式WEBサイトに「3館共通入場券」の記述がないなど、いろいろと情報がややこしくなっています。
公式サイト内「3館共通入場券」「3邸共通入場券」について書かれているページはこちら。
*ご利用の際は ご自身で最新情報をお確かめください

舞子駅徒歩観光・舞子の浜散策モデルコース ルート・距離まとめ

この記事の舞子駅徒歩観光・舞子の浜散策モデルコース(オプションなし)に沿って歩くと、歩行距離は約2kmです。(各観光施設内での歩行距離を除く)
また、オプション観光スポットとしてご紹介した「明石藩舞子台場跡(舞子砲台)」と「旧木下家住宅」を含めると、約3kmとなります。

この徒歩観光モデルコースの所要時間は?

この舞子駅から徒歩観光(舞子の浜)モデルコースの所要時間は もちろん、各スポットで「どれくらいじっくりと見るか」「散策でどれくらいのんびりするか」等によって大きく変わります。
私の感覚では ざっくり半日くらいかなーと思います。


以上、舞子駅から徒歩観光・明石海峡大橋の絶景と白砂青松の舞子の浜を楽しめるモデルコースのご紹介でした!

最後までご覧いただき ありがとうございます。

*お出かけの際は ご自身で最新情報をお確かめください

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