関門海峡の門司港~下関・唐戸を所要時間約5分で結ぶ関門連絡船。門司港レトロや唐戸市場など関門海峡観光にとても便利な上、関門橋や行き交う船など関門海峡の風景を満喫できる航路です。
九州側・本州側各乗船場所へのアクセスを含め、関門連絡船を写真盛りだくさんでご紹介します。
関門海峡を渡る「関門連絡船」門司港~下関・唐戸桟橋
関門海峡の門司港~下関(唐戸桟橋)間には、「関門連絡船」が運航されています。

所要時間は約5分。関門橋や行き交う船を見ながらの関門海峡プチ船旅が楽しめます。
色々ある関門海峡の渡り方のうち、最も関門海峡横断を実感できるルートだと思います。

日中毎時3本運航(20分間隔)されており、門司港レトロや唐戸市場など関門海峡観光の移動手段として とても便利です。

展望デッキが人気ですが、天候・大型船が起こす波・関門海峡の速い潮流などにより かなり大きく揺れることもありますし、波飛沫がかかります。

所要時間は約5分ですが、他の船を避けて航行するときなど 多少到着が遅れることがあります。
また、満員の場合は次の船を待つことになります。時間に余裕を持った計画をオススメします。

九州・福岡県側の乗り場は、JR門司港駅近くの門司港桟橋(マリンゲートもじ)、本州・山口県側の乗り場は唐戸市場近くの下関・唐戸桟橋です。
乗り場へのアクセスは この記事の下の方でご紹介しています。

乗船券は、各桟橋前の待合室内にある自動券売機で購入します。(乗船券は当日限り有効・往復乗船券の販売なし)
乗船改札は、出発5分前から桟橋で始まります。
自転車の持ち込み(旅客運賃と別に1台260円必要)もできますが、積載台数には限りがあります。

なお、関門連絡船と巌流島連絡船(下関・唐戸~巌流島)に1日乗り放題のフリーパスも販売されています。

【関門連絡船の様子を動画にまとめました】
関門連絡船 各乗り場(桟橋)とアクセス
門司港桟橋”マリンゲートもじ”(九州・福岡県側)
九州・福岡県側の関門連絡船乗り場は、門司港桟橋(マリンゲートもじ)です。
この写真の建物内に窓口と乗船券自動券売機があります。

上写真の建物の目の前の桟橋から 連絡船が発着します。
門司港桟橋・下関唐戸桟橋ともに「浮き桟橋」です。桟橋も波で揺れますので足元等ご注意を。
文字通り 海面に「浮いた」状態の桟橋。潮位変化に応じて船と同じように桟橋も上下するので、干潮や満潮に関わらず船の乗り降りがしやすい。

門司港桟橋”マリンゲートもじ”へのアクセス
門司港桟橋(マリンゲートもじ)は、門司港レトロの玄関口「JR門司港駅」から徒歩約120mと便利なところにあります。

門司港桟橋(マリンゲートもじ):JR門司港駅 徒歩約120m
下関・唐戸桟橋(本州・山口県側)
本州・山口県側の関門連絡船乗り場は、下関・唐戸桟橋です。
唐戸市場・カモンワーフなどがある観光エリア内、下関グランドホテルの前にあります。

乗船券は、桟橋目の前の”唐戸ターミナル”内の自動券売機で購入します。

下関・唐戸桟橋へのアクセス
下関・唐戸桟橋へはJR下関駅からバス(サンデン交通バス)に乗って「唐戸」バス停下車。歩道橋を渡って下関グランドホテル脇から海辺に出れば、関門連絡船の桟橋が見えます。
*JR下関駅前バスのりば1番~4番から発車する全てのバスが「唐戸」に行きます。

下関・唐戸桟橋:
JR下関駅からバス約7分「唐戸」バス停下車・歩道橋を渡って海側へ
関門連絡船 門司港~下関・唐戸 まとめ
関門連絡船(関門汽船株式会社) | |
---|---|
下関側 乗り場 (本州・山口県) | 唐戸市場・カモンワーフ近くの「唐戸桟橋」 (JR下関駅からバス7分「唐戸」停下車) |
門司側 乗り場 (九州・福岡県) | JR門司港駅 徒歩約120m (門司港桟橋・マリンゲートもじ) |
所要時間 | 片道 約5分 |
旅客運賃 | 一般 大人片道:400円 (自転車持ち込みは+260円) 1日乗り放題のフリーパスあり |
運航本数 | 日中毎時3本 |
公式サイト | KANMON LINE 関門汽船株式会社 |
【参考地図】位置関係をまとめました。


関門連絡船と関門トンネル徒歩を組み込んだ 関門海峡散策観光モデルコースはこちら
関門汽船株式会社が運航する他の航路
関門連絡船を運航する関門汽船株式会社は、周辺の他の航路も運航しています。
門司港レトロクルーズ
例えば、門司港レトロクルーズ。門司港レトロの街並みを海の上から眺めることができます。
こちらのクルーズ船の乗り場は関門連絡船の桟橋ではなく、門司港レトロの中心「第一船溜まり」内(海峡プラザ前)です。

門司港レトロクルーズ(関門汽船株式会社) | |
---|---|
乗り場 | 門司港レトロ内桟橋 (JR門司港駅徒歩約200m・ 海峡プラザ前) |
クルーズ時間 | 約20分 |
料金 | 一般 大人:1,000円 |
運行日時 | 公式サイト内「門司港レトロクルーズ」ページ に記載の電話番号に問い合わせ |
公式サイト | KANMON LINE 関門汽船株式会社 |
巌流島連絡船
宮本武蔵と佐々木小次郎の決闘”巌流島の戦い”があったことで有名な「巌流島」(船島)への連絡船もあります。(門司港発着の巌流島航路は平日運休)
なお、関門連絡船と巌流島連絡船が1日乗り放題のフリーパスも販売されています。

巌流島連絡船(関門汽船株式会社) | |
---|---|
乗り場 | 関門連絡船と同じ桟橋発着 *門司港発着の巌流島航路は平日運休 |
所要時間 | 片道 約10分 |
旅客運賃 | 往復 一般 大人:900円 *自転車乗船不可 1日乗り放題のフリーパスあり *門司港発着の巌流島航路は平日運休 |
運航本数 | 公式サイト内のページ参照 |
公式サイト | KANMON LINE 関門汽船株式会社 |
他にも、夜景観賞定期クルーズ(予約制)やチャータークルーズもあります。詳しくは関門汽船公式サイト「航路・ダイヤ・運賃」のページをご覧ください。
なお、いずれの航路も写真の船と違う船で運航されることがあります。
以上、関門海峡のプチ船旅が楽しめる便利な航路、関門連絡船のお話でした!
最後までご覧いただき ありがとうございます。
*お出かけの際は ご自身で最新情報をお確かめください