PR
神戸・明石周辺

雨水排水ポンプの遊具?平磯芝生広場(神戸市垂水区)

神戸・明石周辺

平磯芝生広場の不思議なカタチの遊具

下水処理場「神戸市西水環境センター 垂水処理場」の上部活用施設のひとつ、広い芝生広場や下水を高度処理(RO膜処理)した「麗水」が流れる滝や池などがある「平磯芝生広場」。
その平磯芝生広場の一角に、あんまり馴染みのない形の遊具が…

はまぐりくん
はまぐりくん

何これ?パイプ? なんだか楽しそうな遊具だよね!

どっしり・しっかりとした金属製で、太いパイプをぐっと曲げたような・平べったい巻貝のような 不思議なカタチです。

市内で活躍してた雨水排水ポンプの再利用

説明が書かれた板が取り付けられています。
なんと、これは神戸市東灘区の魚崎ポンプ場で実際に使われていた雨水排水ポンプ。
1962(昭和37)年から30年以上にわたり活躍していたそうな。

はまぐりくん
はまぐりくん

実際に市内で活躍してた本物のポンプが 遊具に!
下水処理場併設の平磯芝生広場にふさわしい遊具だね。

ポンプ本体の横に、このポンプで使われていたであろう羽根車もあります。

これは、羽根車の回転による遠心力を使って送液する「遠心ポンプ」(渦巻ポンプ)と呼ばれるタイプのポンプだと思います。(間違ってたらすみません)

本体の上から差し込まれた羽根車が回転し、ポンプ本体下から吸い上げた水を、手前の大きな穴から送り出していたものと思われます。
(はしごのようなものは、遊具に転用される際に設置されたもの)

排水ポンプの遊具を詳しく見てみよう

ポンプの中に入ってみました。
写真左の小穴は多分点検口(稼働時はフタで閉じられている)ですが、遊具として いいワンポイントになってますよね。外にいる友達に「お~い!」とか言うのにちょうどいいw

現役時は、この穴から羽根車が差し込まれていたのだと思います。
(上でも書きましたが はしごのような物は遊具に転用されるときに取り付けられたものでしょう)

はまぐりくん
はまぐりくん

上を見上げると、青空と 神戸空港に降りる飛行機が見えたよ

水は、下の穴から吸い上げられ、現在は遊具の出入り口となっている 横の大きな穴から送り出されます。

再び外から見てみます。

こちらが、先ほど中から見た小穴(点検口)ですね。

今は「遊具の出入口」となっていますが、現役時はここから先にも もちろんパイプがつながっていたと思われます。

パイプと接続するための「フランジ」(円筒のフチの「つば」のような部分)をアップ。
ここを接続先とあわせ、ご覧のたくさんのボルトとナットで締め付けて接続します。
ただ、今では これらのボルトとナットは つなぐ相手がいない状態ですね。

現役稼働中は 恐らく日当たりのない空間で黙々と作業をこなしていたであろう このポンプ。
まさか引退後に こんな明るく開放的な空間で 子どもたちとふれ合う余生を送ることになろうとは、思ってもみなかったことでしょう。

排水ポンプの遊具(平磯芝生広場)へのアクセス・駐車場情報

排水ポンプの遊具がある「平磯芝生広場」の最寄り駅は、山陽電車・東垂水駅。徒歩200mほどです。
また、すぐ横に駐車場(有料)もあります。
アクセス・駐車場情報について詳しくはこちらの平磯芝生広場の「麗水」の滝の池の記事のアクセス欄をご覧ください

はまぐりくん
はまぐりくん

平磯芝生広場の近くには、「恋人岬」もあるよ!

以上、かつて実際に神戸市内で活躍してた排水ポンプの余生、平磯芝生広場の変わったカタチの遊具のお話でした!

最後までご覧いただき ありがとうございます。

タイトルとURLをコピーしました