「姫路駅」を発着点として 姫路を「半日」(3~4時間)程度で観光するモデルコースのご紹介。「姫路城大天守に入る」のはこのモデルコースには含まれません(姫路城の外観はたっぷり見ます)ので、「”姫路城大天守”に追加で半日程度」の観光をお考えの方もぜひご覧ください。
姫路駅発着「半日」観光 モデルコース(車なし・徒歩のみ)
JR姫路駅を徒歩で出発
この姫路「半日」観光モデルコースの発着地点は、JR姫路駅。
まずはJR姫路駅を「姫路城口(北口)」から出ましょう。姫路駅から北へと伸びる「大手前通り」の突き当りに、もうすでに姫路城が見えています。

みゆき通り商店街・本町商店街を北上
姫路城北口を地上へ出て右奥方向(北東方向)に見える「みゆき通り」商店街(大手前通りの一本東の通り)に入り、まっすぐ北へと歩きます。

「みゆき通り」を終点までまっすぐ進み、さらに「綿町」横断歩道を渡って「本町商店街」へと入ります。

旅先で地元っぽい商店街を歩くのって、いいよね。


JR姫路駅 姫路城口(北口)から 徒歩約850m
姫路城の穴場展望スポット! イーグレひめじ 屋上展望庭園
本町商店街の終点(北端)まで来ると、右手に複合施設「イーグレひめじ」が。

このイーグレ姫路の5F(屋上)に、姫路城の穴場的無料展望スポットがあります(イーグレひめじ屋上展望庭園について詳しくはこちらの記事をご覧ください)。


徒歩約300m
姫路城三の丸広場から 姫路城大天守を眺める
イーグレひめじを出て すぐ北の大手前公園を通りぬけて姫路城へ向かいましょう。「姫路城前」信号交差点を渡ったら、桜門橋でお濠を越えて大手門をくぐり、「姫路城・三の丸広場」(入場無料)へ。
なお、このモデルコースでは姫路城の大天守など有料エリアには入りません。有料エリアに入って大天守に登るとなると、最近は特にインバウンドによる混雑もあって かなり時間がかかります。有料エリアへはすんなり入れたとしても「大天守内の階段」が混雑していてなかなか最上階まで行けないことも。半日なら「姫路城行っただけ」になりかねませんので、このモデルコースでは姫路城は敢えて「外観を観るだけ」とします。
【参考】姫路市公式サイトに記載の「姫路城の見学所要時間」
“スムーズにご見学いただければ姫路城全体として1時間半から2時間程度ですが、3月下旬から4月上旬にかけての桜の開花時期や、ゴールデンウィーク等の大型連休の間は非常に大勢の方にお越しいただいており、場合によっては2、3時間程度の待ち時間が発生することもありますので、時間に余裕を持ってお越しください。”(姫路市公式サイトより)
また、この記事の「半日」モデルコースを「姫路城有料エリア(大天守等)にプラス」し、「一日」姫路観光とするのもおすすめです。


徒歩すぐ・三の丸広場内
姫路市立動物園・レトロな園内を通り抜けて北側へ
姫路城・三の丸広場南東端、姫路城天守に向かって右側にあるのが、姫路市立動物園の「正面入り口」。
この動物園に入園し、園内を通り抜けて「北口」から出て次のスポットを目指しましょう。(三の丸広場を北東方向へ進み、動物園を経由せずに向かう「無料ルート」もあります。)

入園料はかかりますが、「無料ルート」に比べて 「動物を見ることができる」「レトロな雰囲気を味わえる」「けっこう姫路城の眺めがいい」などのメリットがあってたったの250円!しかも「当日入園チケット提示で再入園可能」なので、「往復通行」できますよ。


姫路市立動物園「北口」すぐ北
この先の「姫路市立美術館」「兵庫県立歴史博物館」の両方の全ての展示をじっくり見ようとすると「半日」モデルコースでは時間が足りない可能性があります。興味や時間に合わせてご計画を。
姫路市立美術館
姫路市立動物園を「北口」から出て道路を渡った先にあるのが、姫路市立美術館。

この姫路市立美術館の立派な煉瓦造りの建物(国指定の登録有形文化財)は、1905(明治38)年に姫路陸軍兵器支廠西倉庫として建てらたもので、その後1947(昭和22)年から1980(昭和55)年までは姫路市役所として活躍していました。そして1983(昭和58)年に現在の姫路市立美術館がオープンし、現在に至ります。

姫路市立美術館の館内は、國富奎三コレクション室(常設展)・コレクションギャラリー(小さい・無料)・企画展示室に分かれています(ミュージアムショップ・アートライブラリー・喫茶室もあり)。また、庭園(無料開放)には多数の彫刻作品が屋外展示されています。
常設展の國富奎三コレクション室では、1994(平成6)年に 姫路市内在住の医師・國富奎三氏から寄贈を受けた50点の作品(近代フランス絵画が中心)から 常時約30点を展示しています。
企画展を観覧するか、常設展(國富奎三コレクション室)だけを観覧するか、また建物外観と屋外彫刻だけをちょっと見るか、興味や旅程の時間に合わせてセレクトされることをオススメします。

重厚な建物の奥に姫路城の大天守が顔を出してるのが、姫路感あって好き。

姫路市立美術館 | |
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住所 | 兵庫県姫路市本町68-25 |
アクセス例 最寄り駅・出口 | ・JR姫路駅 姫路城口(北口)から 徒歩約1,600m ・山陽電鉄 山陽姫路駅から 徒歩約1,400m |
開館時間 | 10時~17時 (入館は16時30分まで) |
休館日 | 毎週月曜日(祝日・休日の場合は翌平日休館) 12月28日~翌年1月3日 その他 展示替え等で臨時休館あり |
入場料 (一部区分のみ表示) | 國富奎三コレクション室(常設展):一般210円 企画展示室:催しによって異なる コレクションギャラリー:無料 屋外展示の彫刻作品観覧:無料 |
公式情報URL | https://www.city.himeji.lg.jp/art/index.html |
姫路市立美術館を「西出入口」(チケットカウンターに向かって左側の出口)から出て、右(北方向)へお濠沿いを進みましょう。横断歩道を渡ると次の目的地「兵庫県立歴史博物館」です。


徒歩約200m
兵庫県立歴史博物館
姫路市立美術館の西出口から北へ約200mほど歩き、兵庫県立歴史博物館に到着。

2階が常設展と 企画展・特別展が開催される有料ゾーンで、1階は無料ゾーンです。
2階常設展(有料)には「ひょうご五国のあゆみ」「ひょうごの祭り」「日本の城大百科」などの展示室が。1階無料ゾーンには姫路城に関する展示や兵庫県ゆかりの美術品紹介・昔のおもちゃで遊べるコーナーの他、バーチャル着付け体験など今時っぽい展示も。

あんまり時間がない場合とか、企画展特別展に興味がない場合は、1F無料ゾーンだけでも。
無料のわりには、けっこう楽しめると思うよ。

兵庫県立歴史博物館 | |
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住所 | 兵庫県姫路市本町68 |
アクセス例 最寄り駅・出口 | ・JR姫路駅 姫路城口(北口)から 徒歩約1,600m ・山陽電鉄 山陽姫路駅から 徒歩約1,400m |
開館時間 | 10時~17時 (入館は16時30分まで) |
休館日 | 毎週月曜日(祝日・休日の場合は翌平日休館) |
入場料 (一部区分のみ表示) | 2階 常設有料ゾーン:一般200円 特別展・企画展開催時は観覧料金が変更 (観覧料は展覧会により異なる) 1階:無料 |
公式情報URL | https://rekihaku.pref.hyogo.lg.jp/ |
このモデルコースの観光スポットは、以上です。
姫路駅へ戻りましょう。

徒歩約1,800m
JR姫路駅に戻って「キャッスルビュー」から姫路城を振り返る
姫路駅へ戻ったら、ぜひJR姫路駅北口2階の眺望デッキ「キャッスルビュー」(無料)へ。
姫路の街に溶け込む世界遺産・姫路城の風景を、姫路を離れる前にご覧ください。

これで、姫路「半日」観光モデルコース(車なし・徒歩のみ)はおしまいです。
おつかれさまでした!
姫路駅発着半日観光モデルコース(車なし・徒歩のみ)まとめ
このモデルコースの歩行距離・所要時間
この記事でご紹介した 「姫路 半日 観光モデルコース(車なし・徒歩のみ)」を歩くと、歩行距離は約4kmになります。(屋内での歩行距離を除く)
成人の平均的な歩行速度と言われている4.8km/hで計算すると、4kmの歩行所要時間は約50分。歩数は約5,000~6,000歩ってとこでしょう。
イーグレひめじに30分・三の丸広場に10分・動物園に20分(通過にかかる歩行時間以外に)・美術館に45分・歴史博物館に45分必要だとすれば、合計約3時間20分(半日程度)のモデルコースです。
歩くのがしんどかったり 時間がなければ 片道タクシー利用もおすすめ
「4kmも歩くのがしんどい」「少しでも所要時間を削減したい」方には、JR姫路駅・姫路城口(北口)から「兵庫県立歴史博物館」(このモデルコースで姫路駅から一番遠いスポット)までタクシーで行き(料金は1,000円ちょっとくらい)、このモデルコースを「姫路駅へ戻る方向」で片道だけ歩くのもおすすめ。これなら、歩行距離は約2kmとなります。
(姫路駅には客待ちタクシーがいますが歴史博物館前にはいませんので、姫路駅からタクシーに乗って「駅へ戻る方向でモデルコースを歩く」のをおすすめします。)
以上、姫路駅発着「半日」観光モデルコース(車なし・徒歩のみ)でした!
最後までご覧いただき ありがとうございます。
*お出かけの際は ご自身で最新情報をお確かめください