1927(昭和2)年竣工の鶴形山隧道
倉敷美観地区、旧中国銀行や倉敷公民館の前から北側を見ると、トンネルが。
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このトンネルは「鶴形山隧道」という 1927(昭和2)年竣工の古いトンネル。
1926(大正15)年に皇太子様(後の昭和天皇)が行啓されたのを記念して、このトンネルを掘ることが議決(当時は「倉敷町」?)されたそうな。(現在は倉敷市道です)
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このトンネルの由来も気になりますが、このトンネルの「上」も 気になりますね。
普通の山って感じではありません。建物建ってるし、横に階段あるし。
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トンネルの上は宝寿山観龍寺(鶴形山)
このトンネルが掘り抜いているのは「鶴形山隧道」の名の通り、鶴形山。
そしてトンネルの真上に「宝寿山観龍寺」があります。
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さて、トンネル横の階段を上がって、観龍寺さんにお参りしましょう。
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けっこう、しんどいです。
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倉敷浅尾騒動・槍の傷跡
階段を上って、観龍寺山門に到着。
この山門は江戸時代に建てられたもので、1866(慶応2)年の「倉敷浅尾騒動」(脱走兵が倉敷代官所や総社浅尾藩陣屋を襲撃した事件)の時に この寺に立てこもった脱走兵が付けた「ヤリの傷跡」があります。
![はまぐりくん](https://charihoi.com/wp-content/uploads/2024/04/IMG_9453.png)
あー、槍の傷跡の写真撮り忘れた…
ごめんなさい…
![おせんべさん](https://charihoi.com/wp-content/uploads/2024/04/IMG_1100.png)
向かって左側の小さい開口部の鴨居に 槍の傷跡があるんだよね
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観龍寺境内 倉敷美観地区を一望
山門をくぐって境内に入り、左手には鐘楼が。
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時刻は7時30分頃。朝日が眩しいです。
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ご本堂・太子堂など 江戸時代からの建物群が残る観龍寺さんの境内。
観龍寺の創建は985(寛和元)年。
創建当時の場所はここではなく現在の倉敷市西岡(山陽自動車道・倉敷ICの南西あたり)。
その後 先ほど上がってきた階段の下あたりに移転して、さらに1624(寛永元)年に現在の位置に移転したそうな。
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境内の南端からは、倉敷美観地区を一望できますよ。
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西門は阿智神社西参道に繋がる
お参りを終え、境内の西側にある門から観龍寺さんを出て…
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阿智神社の西参道入口から商店街へ。
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ロイヤルパークホテル倉敷
へと戻りましたとさ。
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以上、鶴形山隧道と観龍寺のお話でした。
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最後までご覧いただき ありがとうございます。