鳥取県境港市にある水木しげるロード。鬼太郎をはじめとした多数の妖怪たちと観光客でにぎわう山陰地方有数の観光スポット(商店街)です。
そんな水木しげるロードへのアクセス、そもそもなぜ水木しげるロードなのか、などを含め、水木しげるロードの様子を写真盛りだくさんでお送りします。
水木しげるロードへのアクセス
水木しげるロードの最寄り駅は JR境線・境港駅
水木しげるロードは、鬼太郎列車の走るJR境線・境港駅(境港駅や鬼太郎列車の記事こちら)前から東へ800mほど続く商店街。
境港駅は水木しげるロード最寄り駅というより、もはや水木しげるロードの一部。列車を降りるともう妖怪だらけです。
こちらは、境港駅前「みなとさかい交流館」を彩る鬼太郎ファミリーの大きな壁画。
ちなみにこのみなとさかい交流館1階には、水産王国境港の回転寿司「ヒトトセ」(記事こちら)があります。
鉄道でのアクセス
境港駅へは、JR米子駅から境線の普通列車で約50分(便により異なる)です。なお、1時間に1本程度の運転なので、利用前に時刻表のチェックをお勧めします。
境線は、ほとんどの列車が鬼太郎列車(記事あります)で運転されています。
JR米子駅へは、岡山(山陽新幹線のぞみ停車駅)から「特急やくも」(岡山~出雲市)で向かうルートがよく知られていますが、山陰線の特急「スーパーまつかぜ」・山陰線と山口線を走る特急「おき」や、変わったところでは東京と出雲市を結ぶ寝台特急「サンライズ出雲」利用という手段もあります。
飛行機でのアクセス
東京・羽田空港~米子空港(米子鬼太郎空港)間に、ANAが1日6往復しています。(国内線の定期便就航地は東京羽田のみ)
米子空港前にはJR境線「米子空港」駅があり、普通列車で境港駅まで約15分(便によって異なる)です。
2024.03.23.追記:境港駅への飛行機でのアクセス・米子鬼太郎空港の様子等の記事を公開しました。
写真は、米子鬼太郎空港を出発する 東京羽田行きANA386(NH386)便。
車でのアクセス
米子自動車道の米子ICをはじめとする米子市内の各ICから、25kmほどです。
境港駅近くや水木しげるロード周辺に、市営駐車場(3カ所)や民間の駐車場があります。
写真は、市営境港駅前駐車場です。
境港駅前には「天然温泉 夕凪の湯 御宿 野乃 境港」が
境港駅前には、天然温泉 夕凪の湯 御宿 野乃 境港があります。
天然温泉 夕凪の湯 御宿 野乃 境港は、ご存じビジネスホテルチェーン「ドーミーイン」の、和風プレミアムタイプの温泉ホテル。宿泊記がありますので、ぜひご覧ください。
水木しげるロードのある境港って、何県?
ところで、「水木しげるロードって何県?」「境港市って何県?」ってお話をよく耳にします。
水木しげるロードのある境港市は、「鳥取県」。ぎりぎり鳥取県。
鳥取県の北西端で、すぐおとなりが「島根県」の県庁所在地「松江市」。鳥取市(県庁所在地)に行くより、圧倒的に松江市に行く方が近い立地です。
ちなみに、上の写真の駐車場の向こうに見える山と、下の写真の右奥に見える山は、島根県松江市(美保関町)です。 ね、ぎりぎりでしょ。
水木しげるロードの入場料?
これもよく聞かれるのが「水木しげるロードの入場料っていくら?」「水木しげるロードって無料?」というお話。
水木しげるロードは「ロード」の名のとおり、言ってしまえば「一般道」の商店街なので入場料は必要ありません。
ただ、水木しげる記念館(リニューアルについてこちらの記事に)など、沿道の有料施設に入場する場合は各施設の入場料が必要となります。
なぜ境港市に「水木しげる」ロードなのか
鳥取県境港市は、ゲゲゲの鬼太郎で有名な漫画家水木しげる先生(1922-2015)が幼少期を過ごした街(出生は大阪)。
なお水木しげる先生の「水木」は、神戸市兵庫区水木通でアパート「水木荘」(現在の新開地駅近く)の大家をしていたことが由来だそうな。(本名は 武良茂)
境港市が、郊外型店の進出等により空き店舗が増加した商店街の再建を目的として整備を決め、境港市にゆかりのある水木しげる先生の協力を得て1993(平成5)年にオープンさせた「水木しげるロード」。
当初の目的は、郊外型店の進出等により空き店舗が増加した商店街の再建・地元住民の商店街への回帰、だったものが、いつの間にか全国的に知れ渡って観光地化。今や山陰有数の観光スポットに。
元々観光地としてつくられたものではなかったんですね。
また、2010年にNHK朝ドラ「ゲゲゲの女房」が放送されたこともあって、さらに観光客も増加。
2018(平成30)年に水木しげるロード全体のリニューアルも行われ、今に至ります。
水木しげるロードを散策
では、水木しげるロードの様子を見ていきましょう。
水木しげるロードには案内図がたくさんありますので、散策も安心です。
妖怪の銅像がたくさん
水木しげるロードには、ゲゲゲの鬼太郎のキャラクターを中心とする 妖怪の銅像がたくさん。
その数、800mほどの水木しげるロードになんと 170体以上!
妖怪銅像には、名前(点字も)と…
ARコンテンツを楽しむためのQRコードが。
何かと鬼太郎&妖怪
銅像以外にも、何かと鬼太郎&妖怪。
井戸?
こちらは、妖怪とは関係なさそうな、あひるちゃんw
妖怪神社
こちらは、水木しげるロードの途中にある妖怪神社。
一反木綿の鳥居や…
目玉おやじの清めの水が。
この目玉おやじ、くるくる回ります。
ご神体は、大きな黒御影石(高さ約10尺=3m)と樹齢300年の欅の木。
ご神体の奥には、猫娘?
なお、夜の水木しげるロードはライトアップされ、「妖怪影絵」も楽しめます。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
水木ロード郵便局で鬼太郎の消印を
水木しげるロードの途中にある水木ロード郵便局では、鬼太郎の消印サービス(詳しくはこちらの記事に)がありますよ。(窓口限定)
水木しげる記念館がリニューアルオープン予定
水木しげるロード東端付近にある「水木しげる記念館」は建て替えリニューアル工事のため、2023年3月から休館中。
2024年4月20日(土曜日)にリニューアルオープン予定(記事こちら)です。
水木しげるロードの目玉施設ですから、オープン後は大人気でしょうね。
以上、
思い切った商店街再整備で山陰有数の観光地となった、妖怪ひしめく「水木しげるロード」のお話でした!
え! 鬼太郎!?
鬼太郎との遭遇については、こちらの記事を!
最後までお読みいただき ありがとうございます。