「国産ジーンズの聖地」として知られる児島(岡山県倉敷市・児島地域)。明治時代から繊維工業が盛んだった地域に地元メーカーが出店して始まった、児島ジーンズストリートを散策します。児島ならではのインディゴソフト・塩田王の大豪邸・岡山のご当地チェーン店「ミスターバーグ」のお話も。写真盛りだくさんでお送りします。
児島ジーンズストリートを散策
駐車場は「市営第3駐車場」がオススメ
クルマを倉敷市営駐車場(児島市民交流センター第3駐車場)に停め、児島ジーンズストリートへ。

市営第3駐車場前の「味野商店街入口」スクランブル交差点を斜め横断した先に「ジーンズストリートマップ」があります。(ストリート内に何か所か同じようなマップあり)

市民交流センター前「KOJIMA JEANS STREET」看板
市営第3駐車場から約100m、市民交流センター前の「KOJIMA JEANS STREET」看板の筋へ。


児島ジーンズストリートは 約1km・50店ほど
児島ジーンズストリートは、ジーンズ関連ショップをはじめとした約50店が並ぶ商店街です。アーケードはありません。

ネットで「約400mの通りに…」との案内を見かけますが、現地地図に表示された児島ジーンズストリートの総延長は、約1kmです。

何か所か、児島ジーンズストリート柄のマンホール蓋もありますよ。

ここ倉敷市の児島地域(1967年までは「児島市」だった)は、明治時代から繊維工業が盛んだったエリア。1960年台には日本初の国内縫製ジーンズを生産開始、「国産ジーンズ発祥の地・児島」として知られています。

この児島ジーンズストリートがある「味野商店街」は、90年台からいわゆる「シャッター商店街」となっていた場所。
この空き店舗を生かして商店街を再生しようと地元ジーンズメーカーなどが出店、2010年に10店舗から「児島ジーンズストリート」が始まりました。

BIG JOHN前には顔出しパネルが。
ガチなジーンズファンの方々の他、最近では観光の方も増えてきているようです。

無人観光センター(休憩所) オリジナルガチャなど
BIG JOHNの隣には、「無人観光センター」が。

タッチスクリーン式のデジタルマップの他、児島ジーンズストリートオリジナルグッズのガチャガチャやクレーンゲームなどがあります。


かなりこじんまりとしたスペースだよ。

“RIVETS” でインディゴソフト(児島三白の塩バニラ味)
BIG JOHN・無人観光センターからさらに奥(北西)へと進むと、T字路に出ます。
このT字路近くにあるのが「RIVETS」。「インディゴソフト」が人気のカフェ&セレクトショップです。

こちらが、インディゴソフト。
古くから児島の産業の中心は「製塩業」「漁業」「繊維業」で、塩の白・漁業で獲れるイカナゴの白・綿花の白を合わせて「児島三白」と呼ばれてきました。インディゴソフトは、児島三白の塩を使った塩バニラ味です。

ポケットパーク(味野第4公園)は 人気フォトスポット
RIVETSを出て左(北東)へ進むと、右手に「ポケットパーク」(味野第4公園)が。トイレもあります。

地元のアーチストによるトリックアート的なパネルもあり、人気フォトスポットになっています。

児島ジーンズストリートには、かなり古い建物もたくさん。有名な倉敷美観地区に多く見られる「なまこ壁」の建物も。(児島も倉敷市です)

“038 OMIYA” 藤木直人さんが「旅サラダ」で来たショップ
「ポケットパーク」(味野第4公園)から120mほどのところにあるこちらのお店は、「038 OMIYA」。

地元の素材を生かしたグッズや瀬戸内の美味などを揃えた おしゃれなセレクトショップです。
(写真はアップサイクルファッショニスタの展示)

「038 OMIYA」は、テレビ朝日「旅サラダ」で藤木直人さんが立ち寄ったお店でもあります。その時に藤木さんがお土産にセレクトされていた「デニムケース入り倉敷おからクッキー」や「野﨑家の塩」などを買って帰りました。

「高い店ばかり」「お土産が売っていない」と言われることもある児島ジーンズストリート。確かにこだわりの高品質で高価格なジーンズのお店が多いですが、こちらの「038 OMIYA」のようにお土産を気軽に買えるお店もあります。

また、こんな感じでデニム小物を売っている自動販売機も何台かありますよ。
写真は、倉敷市営駐車場(児島市民交流センター第3駐車場)前の”RIVER MAIL“さんです。

ジーンズのディスプレイと”Gパンだ”
児島ジーンズストリート名物のジーンズが干してあるようなディスプレイは、インディゴソフトの「RIVETS」前と、こちらの「Senio」「林檎堂」前にあります。

こちらのパンダっぽいキャラは、児島のイメージキャラクター「Gパンだ」ですよ。

旧野﨑家住宅・野﨑家塩業歴史館
児島ジーンズストリートの北端部近くには、「旧野﨑家住宅・野﨑家塩業歴史館」が。

児島に大規模な塩田を開き「塩田王」と呼ばれた江戸時代後期の実業家・野﨑武左衛門(1789-1864)が建てた「民家」です(重要文化財)。
その敷地はなんと約3,000坪!母屋の他に倉敷感満載の土蔵が6棟もあります。

3,000坪って、シングルスのテニスコート約50面分だって。
塩田王、恐るべし!
土蔵は現在 野﨑家の塩業に関する資料館になっており、母屋や庭と一緒に見学できます。

2025年2月には、STU48の11th Single「地平線を見ているか?」のミュージックビデオの撮影が行われました。
旧野﨑家住宅・野﨑家塩業歴史館 | |
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開館時間 | 9時~16時30分 (17時閉門) |
休館日 | ・毎週月曜日(祝日なら翌日) ・年末年始 |
入館料金 (一部区分のみ表示) | 大人(高校生以上) 500円 小中学生 300円 (JAF割引情報) |
公式情報 | 旧野﨑家住宅・野﨑家塩業歴史館 |
児島ジーンズストリートのカフェ・食事事情
児島ジーンズストリートにカフェやレストランは あまりない
児島ジーンズストリートには、飲食店は多くはありません。おしゃれなジーンズ・アパレル店が多いので もっとおしゃれカフェ的な飲食店やレストランがあってもよさそうなものですが、意外と少ないです。

児島ジーンズストリートから徒歩圏内であれば、児島市民交流センターを越えた先(児島駅側)にある「天満屋ハピータウン」(岡山のご当地スーパー)や「児島ショッピングコートパティオ」にも少し飲食店があります。

岡山のチェーン店 “ミスター・バーク”
児島ショッピングコートパティオ2Fにあるのが、ミスター・バーク(倉敷児島店)。
ミスター・バークは、岡山を中心としたステーキ・ハンバーグのチェーン店です(本社:岡山市南区)。

こちら、人気ナンバーワンの、「健康バークビーフ&ハンバーグ」。ジュージューと音を立てながら出てきます。

健康バークビーフ100g(加工肉)+焼きたてハンバーグ120gに ライス(おかわり自由)・サラダ・スープ・セルフ飲み放題のコーヒー紅茶が付いて、税込1,538円(2025年4月現在)。 加工肉使用とは言え、このご時世この価格はお安いですね。

ミスター・バーク 倉敷児島店 | |
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営業時間 | 11時30分~14時IN 17時30分~20時IN |
定休日 | なし 公式サイト インフォメーションで確認 |
児島ジーンズストリート からの距離 | 市民交流センター前の 「KOJIMA JEANS STREET」看板から 徒歩約400m |
住所 | 倉敷市児島駅前 2-27 パティオ2F |
公式情報 | アメリカンステーキ ミスター・バーク |
備考 | 予約不可 支払いは現金のみ |
以上、児島ジーンズストリート散策のお話でした!
最後までご覧いただき ありがとうございます。
*お出かけの際は ご自身で最新情報をお確かめください