神戸~小豆島~高松を結んで瀬戸内海を航行するジャンボフェリーの眺望ガイド第二部は、小豆島から高松東港までの備讃瀬戸の島々を中心にご紹介。神戸発高松行きジャンボフェリー下り2便(神戸港を朝出発)から撮った写真をもとに見どころを徹底ガイドします。
小豆島最南端「地蔵崎灯台」
船は、小豆島・坂手港を出発し、福部島と小豆島「塩谷鼻」の間を西へ。
神戸港からここまでの眺望ガイドは こちらの記事をご覧ください
写真では少々分かりにくいですが、右手遠くの海岸に岩場のようなものが。
こちらは、小豆島の三都半島の景勝地「花寿波島」。2つに分かれた岩の間から上る朝日が絶景だそうです。
そうこうするうちに、船は小豆島最南端「釈迦ヶ鼻」(地蔵崎)の南を通過。
「釈迦ヶ鼻」(地蔵崎)には地蔵崎灯台が。
この「釈迦ヶ鼻」(地蔵崎)を越えると、瀬戸内の交通の要衝「備讃瀬戸」。瀬戸内海らしい多島海の風景を楽しめます。
備讃瀬戸の島々
備讃瀬戸に入り左手に見えるのが、「高島」(香川県高松市)。かつて人が住んでいた時代もあったようですが、現在は無人島です。
実は 「あおい」のカフェラウンジでコーヒーを飲んでて、写真を撮るのが遅れましたw
高島のすぐ西に見える陸地(写真中央から右)は、もう四国。
ここから高松東港まで、左舷側に四国、右舷側には備讃瀬戸の多島美の風景が楽しめます。
この島は「稲毛島」(香川県高松市)。映画「世界の中心で、愛をさけぶ」のロケ地となった無人島です。
稲毛島の南東端には、稲毛島灯台が。
稲毛島の写真を撮ってると、遠くに国際両備フェリーの「第一こくさい丸」(小豆島・池田港発 高松行き)が見えました。
この島は「兜島」(香川県高松市)。こちらも無人島です。
屋島の戦いで敗れた平家が兜を置いていったことから、兜島と名付けられたそうな。
兜島(写真右)のすぐ南(写真左)にも、ひと回り小さいけど よく似た島が。
この島は「鎧島」。この島の名前も屋島の戦い由来で「鎧を置いていった」からだとか。
その頃、左手には 四国最北端「竹居観音岬」が。
そして前方には、山のカタチが特徴的な「屋島」が見え始めます。
屋島を見ると「高松に来たな~」って感じがするよね。
「屋島」と言う名前ですが現在は陸続き。江戸時代まではその名のとおり「島」だったそうです。
屋島の北端「長崎ノ鼻」の向こうに、ついに高松のベイエリア「サンポート高松」のビル群が見えましたよ。
再び右に目を向けて、
鎧島の西にあるこちらの島は、「大島」(香川県高松市)。
大島は、その大部分を「国立療養所大島青松園」(国立ハンセン病療養所)が占めていて、入所者・職員等関係者のみが暮らしています。
大島の西端部の岩場と砂州。このあたりでのんびりしたい…。
砂州の向こうに見えるのは、大島のすぐそばにある「矢竹島」(香川県高松市)。
弓矢に適した竹が採れるから矢竹島と呼ばれるようになったとか。
船は、屋島の北端「長崎ノ鼻」の北を通過。
西には、少し遠いですが、「男木島」(右)・「女木島」(左)も見えます。
屋島の北端「長崎ノ鼻」と大島の間を通過したジャンボフェリーは、高松東港へ向け大きく左旋回。
右前方にはJR高松駅前「サンポート高松」地区のビル群が。
サンポート高松に大きなフェリーターミナルがありますが、ジャンボフェリーが発着するのは高松駅前のサンポート高松ではなく「高松東港」(高松駅から東へ4kmほど離れている)です。
高松(高松東港)に到着
神戸から4時間45分(ダイヤ上)で、高松市・高松東港に到着~!
高松東港ジャンボフェリーのりばと言えば?この大きなタンクたち。
タンク製造のパイオニア・泉鋼業株式会社さんの工場があるんですね。
高松東港のジャンボフェリーのりばでは、岸壁の延長工事中。(2024年5月現在の様子)
船上から、JR高松駅への無料連絡バスが停まっているのが見えました。
フェリー到着に合わせて出発するので、利用する方は下船後すみやかにバスへ。
神戸港のバスは有料だけど、高松港のバスは無料だよ!
以上、ジャンボフェリーからの瀬戸内海の眺望を、写真でまとめてみました。
最後までお読みいただき ありがとうございます。