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神戸・明石周辺

六甲ライナー観光モデルコース「一日乗車券」でお得に楽しむ灘の酒と美術館!

神戸・明石周辺

神戸市東部・東灘区のJR住吉駅から神戸港内に浮かぶ人工島「六甲アイランド」を結ぶ新交通システム「六甲ライナー」(神戸新交通六甲アイランド線)。
この記事では、六甲ライナーのお得な「一日乗車券」を活用し、六甲ライナー沿線の観光地を巡る神戸観光モデルコースをご提案。写真盛りだくさんでお送りします。ぜひ最後までご覧ください。

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六甲ライナーって何?

初めに、この観光モデルコースで乗る「六甲ライナー」(神戸新交通六甲アイランド線)について、少し。

神戸市東灘区の住吉駅と「六甲アイランド」を結ぶ新交通システム

六甲ライナーは、神戸市東部・東灘区にあるJR神戸線「住吉駅」から、阪神電車の「魚崎駅」を経由して、神戸港に浮かぶ人工島「六甲アイランド」を結ぶ、無人自動運転の新交通システム(ゆりかもめとか日暮里・舎人ライナーみたいな乗り物)です。

六甲アイランド内を走る六甲ライナー(アイランド北口駅~アイランドセンター駅間)
はまぐりくん
はまぐりくん

西隣の人工島(ポートアイランド)には、六甲ライナーと同じ「神戸新交通株式会社」が運営しててる「ポートライナー」が走ってるよ。どちらも人工島へ向かう無人自動運転の乗り物で、よく似た存在だね。

六甲ライナーもポートライナーと同じく無人運転なので運転手さんはおらず、先頭の座席に座ることができます。
ただ正直な所、ポートライナーほどには車窓からの沿線風景の「みなと神戸感」がありません。

六甲アイランドは「ファッションの島」

「六甲アイランド」は、神戸港内に浮かぶ人工島で、神戸市南東端「東灘区」に属します。
港湾施設や工場はもちろん、住宅や大学などの教育施設があり、特に六甲アイランドの特徴として「神戸ファッションプラザ」「神戸ファッションマート」があるなど「ファッションの島」であることが挙げられます。
六甲アイランド内の街の作りも、なんかおしゃれで凝った感じです。

ただ、六甲アイランドでは遠方からの観光客らしき方は、あまり見かけません。これは神戸空港を沖合に持ち、神戸の中心街「三宮」に近いポートアイランドと違うところです。
この記事では、観光イメージはないけれど案外見どころのある六甲ライナー沿線を「六甲ライナー一日乗車券」を使ってお得に巡るモデルコースをご紹介します。「神戸には何度も来てる」「神戸の有名どころは一通り行った」「一歩踏み込んだ神戸観光がしたい」ような方に、特におすすめのモデルコースです。

・六甲ライナーはJR住吉駅と六甲アイランドを結ぶ、無人自動運転の新交通システム。
・六甲アイランドにはファッション関連施設が多い。(建物もおしゃれな感じ)
・六甲アイランドは ポートアイランドより観光客が少ない感じ。

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六甲ライナーが発着する「住吉駅」ってどこ?

六甲ライナーが発着する「住吉駅」は、JR神戸線の「快速」停車駅。(「新快速」や特急列車は停まりません)
神戸最大のターミナル駅「三ノ宮」駅から、JR神戸線(上り大阪方面行き)の快速電車で約7分・普通電車で約9分のところにあります。(神戸市東灘区)

*「新快速」は住吉には停まりません

JR住吉駅の改札口は一か所だけ。改札口を出て左へ行くと、左手に六甲ライナーの改札口があります。

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六甲ライナー「一日乗車券」でモデルコースをお得に!

この記事のモデルコースを六甲ライナーで巡るには、六甲ライナーが購入日一日乗り放題になる「六甲ライナー専用一日乗車券」がお得です。(ポートライナーとの共通一日乗車券もあります)

一日乗車券は六甲ライナー各駅の自動券売機で

六甲ライナーの一日乗車券は、六甲ライナー各駅の「一日乗車券」表示のある自動券売機で購入できます。
六甲ライナーのどの駅でも買うことができますが、「一日乗車券」表示がある自動券売機を選ぶ必要があります。
例えば、下写真はアイランド北口駅の自動券売機。右の赤い券売機(「一日乗車券」表示がある)では買えますが、左の券売機では買えません。

一日乗車券提示で特典も!

一日乗車券を提示することで沿線施設での割引特典(2024年10月現在 美術館など8施設)も。
この記事で訪れる施設(美術館等)では、全て入館料割引特典またはオリジナルプレゼント特典があります。
*この記事のモデルコース内各施設紹介に、割引またはプレゼント情報を掲載します。

六甲ライナー 観光モデルコース

大変お待たせ致しました。住吉駅から六甲ライナーに乗って、神戸観光に出かけましょう。
このモデルコースでは降りない駅にも、【周辺には…】と題してその駅周辺にある施設を書いておきますね。
なお、このモデルコースでは「一日乗車券」の使用を想定しますが、六甲ライナー全駅の自動改札機で、Suica・ICOCAなどの交通系ICカードも利用できます。

住吉駅から六甲ライナー沿線観光モデルコース スタート!

住吉駅から、六甲ライナー沿線観光モデルコース スタート!
住吉駅発の六甲ライナーは、全て「マリンパークゆき」で、全便が各駅停車。
運転本数は日中時間帯でも毎時10本(6分間隔)とかなり多く、沿線下車観光にとても便利です。
なお、六甲ライナーの各駅には「シンボルマーク」が付けられています。
住吉駅のシンボルマークは、昔この辺りに多かったと言われる「水車小屋」だと思います。

はまぐりくん
はまぐりくん

各駅にシンボルマークがあるのは、福岡市地下鉄と同じだね!
(参考:福岡市地下鉄の駅シンボルマーク)

魚崎駅 (このモデルコースでは通過)

魚崎駅は、阪神電車(魚崎駅)乗り換え駅です。
【周辺には…】倚松庵(谷崎潤一郎旧邸) 等

南魚崎(酒蔵の道)駅 「菊正宗酒造記念館」

住吉駅から約4分、「南魚崎(酒蔵の道)」駅で下車。

南魚崎駅は小さな駅ですが、改札口(一か所だけ)を出てからの構造が複雑。改札階は4Fで、出口が1・2・5Fにあります。
改札口を出たら、エレベーターか階段で「1F」出口へ。

1F出口を出て北(山側)へ。橋をくぐってすぐのところにある「住吉川公園」内を北(川沿いに山側へ)へ歩きます。

南魚崎駅から徒歩150mほどで、「菊正宗酒造記念館」に到着~!

おせんべさん
おせんべさん

このあたりは、「灘の酒」で知られる 日本酒の生産が盛んな地域。
菊正宗酒造は 「灘五郷」の内「御影郷」の酒蔵で、

手間がかかる「生酛造り」へのこだわりが有名だよ。

こちらは、酒造展示室。
昭和初期まで実際に使われていた酒造用具が展示されています。

はまぐりくん
はまぐりくん

「灘の酒造用具」として国指定重要有形民俗文化財に登録されているんだって!

お酒はもちろん おつまみやオリジナルグッズを売っているショップや、きき酒コーナー(無料と有料があり)もありますよ。
この日の無料きき酒(ひとり一杯)は、生酛ひやおろし古城梅酒でした。(日によって異なります)

菊正宗酒造記念館
住所神戸市東灘区魚崎西町1-9-1
開館時間9時30分~16時30分
休館日年末年始
入館料無料
*六甲ライナー一日乗車券提示で
オリジナルプレゼントあり(数量限定)
予約個人の場合は予約不要
(団体は予約が必要)
公式情報URLhttps://www.kikumasamune.co.jp/kinenkan/index.html
お出かけの際はご自身で最新情報をお確かめください

南魚崎駅に戻り、再び六甲ライナーに乗車しましょう。

この区間で 六甲ライナーは「六甲大橋」(橋長400m)を渡って六甲アイランドに入ります

アイランド北口(小磯記念美術館前)駅「小磯記念美術館」「六甲大橋」

南魚崎駅から約3分、アイランド北口(小磯記念美術館前)駅で下車。
駅を出て右(西)へ。

神戸市立 小磯記念美術館

アイランド北口(小磯記念美術館前)駅から西へ徒歩150mほどで、「神戸市立 小磯記念美術館」に到着。

1903(明治36)年に神戸に生まれ、生涯神戸で制作活動を続けた洋画家・小磯良平(1903-1988)氏(神戸市名誉市民)。
小磯記念美術館は、小磯良平氏のご遺族から寄贈された約2,000点の作品を保存展示する 神戸市立の美術館。
延べ床面積は約4,000㎡。中庭には、小磯良平氏が住吉村字松本(現在の神戸市東灘区住吉山手)に1949年に建てたアトリエも移築・復元されています。
館内にはミュージアムショップやカフェもありますよ。

神戸市立 小磯記念美術館
住所神戸市東灘区向洋町中5-7
開館時間10時00分~17時00分
(入館は16時30分まで)
休館日毎週月曜日(祝日なら開館して翌平日休館)
年末年始
展示替期間 他
入館料コレクション企画展示:個人一般 200円
特別展:展覧会ごとに定める
*六甲ライナー一日乗車券提示で団体割引適用
公式情報URLhttps://www.city.kobe.lg.jp/kanko/
bunka/bunkashisetsu/koisogallery/index.html
お出かけの際はご自身で最新情報をお確かめください

*六甲アイランド内にある美術館「小磯記念美術館」「神戸ファッション美術館」「神戸ゆかりの美術館」の3館いずれかの「当日入場券の半券提示」により、他の2館に団体割引料金で入館できます。

小磯記念美術館からアイランド北口駅へ戻る途中、ちょっと「六甲大橋」のたもとまで散歩して海を眺めてみましょう。
(散策とか風景とか不要の方は「六甲大橋」は飛ばして次の「アイランドセンター駅」へ)

六甲大橋から海(神戸港)を眺めてみよう

小磯記念美術館からアイランド北口駅へ戻る途中、「アダムとエヴァ」(彫刻家・池田宗弘の作品)の北側にある公園を北へ抜けると…

急に視界が開けて歩道橋へとつながり、本土と六甲アイランドを結ぶ「六甲大橋」(さっき六甲ライナーに乗って渡った橋)が見えます。(写真左奥)

歩道橋の突き当りを左へ行くと六甲大橋の西側歩道、右へ行くと六甲大橋の東側歩道へつながります。
この記事では、まずは歩道橋が直接六甲大橋へとつながる「右」(東側歩道)へ。

六甲大橋へとつながる歩道橋。
海辺の街の背後に六甲山地が迫る、神戸らしい風景が見えてきました。

六甲大橋の歩道に入る直前、六甲大橋がよく見えるスポットがあります。
このまま六甲大橋の歩道を散歩するのもいいのですが、神戸大橋(ポートアイランドに架かる橋)ほど風景に広がり感がない(?)ので、ここで引き返します。

【六甲大橋】
「ダブルデッキ連続トラス式斜張橋」という「世界初」の構造の橋で、1977(昭和52)年に開通。橋長は400m。通行料無料。
ポートアイランドに架かる神戸大橋と同じく2階建て構造(上段:北行き車線と六甲ライナー / 下段:南行き車線と歩道)で、橋の東西両側に歩道がある。

さっきの歩道橋の分岐点まで戻り、歩道橋を西へ。
六甲大橋の「西側歩道」へは、一旦階段で地上に降りてから 再びスロープを上る(下写真黄色矢印)必要があります。

六甲大橋の西側歩道からの眺めは、こんな感じ。
神戸大橋(ポートアイランドに架かる)からの眺めに比べて、観光感がなくって質実剛健な港湾風景といった感じ?

神戸港の風景を眺めたら引き返し、アイランド北口(小磯記念美術館前)駅へと戻りましょう。

アイランドセンター(ファッションマート前)駅 ~美術館2館~

アイランド北口駅から約1分で、アイランドセンター(ファッションマート前)駅で下車。
アイランドセンター駅は、その名の通り六甲アイランドの街の中心駅。付近には飲食店やコンビニ・スーパーマーケットもありますよ。

おせんべさん
おせんべさん

アイランドセンター駅改札口を出て直進し、「南口」階段を下りると見えてくるのが、近未来的な外観の「神戸ファッションプラザ」。(駅の反対側にある「神戸ファッションマート」とは別の施設です)

この神戸ファッションプラザ内に、「神戸ファッション美術館」と「神戸ゆかりの美術館」があります。

1階の入口を入って左が「神戸ゆかりの美術館」、右が「神戸ファッション美術館」です。

*六甲アイランド内にある「小磯記念美術館」「神戸ファッション美術館」「神戸ゆかりの美術館」の3館いずれかの「当日入場券の半券提示」により、他の2館に団体割引料金で入館できます。

「神戸ファッション美術館」

神戸ファッション美術館は、1997(平成)9年にオープンした、日本初の「ファッションをテーマにした博物館」。
1階に、常設展示や特別展の会場となる「ミュージアム」、3階には芸術関係の書籍や映像資料・生地見本などがある「ライブラリー」、5Fにはファッションショーなどのイベント会場となる「オルビスホール」がありますよ。

神戸ファッション美術館
住所神戸市東灘区向洋町中2-9-1
開館時間10時00分~18時00分
(入館は17時30分まで)
休館日毎週月曜日(祝日なら開館して翌平日休館)
年末年始
展示替え期間(展示室のみ)
入館料展示の内容ごとに変更(公式サイトにて要確認)
*六甲ライナー一日乗車券提示で団体割引適用
公式情報URLhttps://www.fashionmuseum.jp/
お出かけの際はご自身で最新情報をお確かめください

「神戸ゆかりの美術館」

神戸ゆかりの美術館は、神戸で育まれたアートを広く紹介するために、神戸市国際文化観光局によって2007(平成19)年に開設された美術館。
その名のとおり、神戸にゆかりのある近現代の芸術家の作品を中心に展示しています。

神戸ゆかりの美術館
住所神戸市東灘区向洋町中2-9-1
開館時間10時00分~17時00分
(入館は16時30分まで)
休館日毎週月曜日(祝日なら開館して翌平日休館)
年末年始
入館料一般 200円
ただし特別展は別料金
*六甲ライナー一日乗車券提示で団体割引適用
公式情報URLhttps://www.city.kobe.lg.jp/kanko/bunka/
bunkashisetsu/yukarimuseum/index.html
お出かけの際はご自身で最新情報をお確かめください

六甲ライナー観光モデルコースはこれでおしまい。
アイランドセンター駅から住吉駅までは、約9分です。
ただ、六甲ライナーには まだ先に終点の駅「マリンパーク」駅がありますのでご紹介しておきます。

マリンパーク(神戸国際大学前)駅

六甲ライナーの南側の終点、マリンパーク(神戸国際大学前)駅。
駅前には、プールを中心とした複合スポーツ施設「デカパトス」が。
また、駅から南200mほどのところには、副駅名となっている神戸国際大学のキャンパスがあります。
なお、このマリンパーク駅は六甲ライナーの終点の駅ですが、この先に六甲ライナーの車両基地があるため 線路はもう少し続いています。

マリンパーク駅から住吉駅までは、約11分です。

六甲ライナー「一日乗車券」モデルコースでのお得額は?

六甲ライナー一日乗車券でこのモデルコースを巡った場合、どれくらいお得になるのでしょうか。
計算して比較してみました。(大人運賃で計算)

モデルコース乗車区間普通にきっぷを買うと六甲ライナー一日乗車券
住吉→南魚崎210円乗り放題
南魚崎→アイランド北口210円
アイランド北口→アイランドセンター210円
アイランドセンター→住吉250円
合計880円550円

ということで、880円-550円=330円お得になりました。

【余談】ポートライナーと六甲ライナーを比較

ポートライナー六甲ライナー
JR接続駅三ノ宮住吉
結ぶ人工島ポートアイランド
(ポーアイ)・
神戸空港島
六甲アイランド
(ろくアイ)
海を渡る橋神戸大橋・
神戸空港連絡橋
(神戸スカイブリッジ)
六甲大橋
駅数12駅6駅
営業路線距離10.8km(2路線合計)4.5km
編成両数6両編成4両編成
開業1981(昭和56)年
延伸:2006(平成18)年
1990(平成2)年
一日乗車券価格大人 710円
小児 360円
大人 550円
小児 280円
運転方式無人自動運転
運営者神戸新交通株式会社
(神戸市等出資の第三セクター)

以上、六甲ライナーのお得な「一日乗車券」を活用して 沿線の観光地を巡る神戸観光モデルコースでした!

最後までご覧いただき ありがとうございます。

*お出かけの際は ご自身で最新情報をお確かめください

ポートライナー観光モデルコース はこちら

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