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神戸・明石周辺

兵庫県立考古博物館① 体験展示も楽しい有料ゾーン(テーマ展示室・発掘ひろば)

神戸・明石周辺

兵庫県立考古博物館とは

兵庫県立考古博物館は、兵庫県南部・播磨町(加古郡播磨町)にある考古博物館。
弥生時代後期~古墳時代初頭の集落の遺跡「大中遺跡」を憩いの場として整備した 兵庫県立の史跡公園「大中遺跡公園」(播磨大中古代の村)の一角にあります。

兵庫県立考古博物館のシンボルマークは、デザイナーの山田崇雄氏によるものです。

モチーフとして、優しさと親しさ、愛らしさに満ち、将来に希望を託す「こどもの手」を使いました。下方への手は過去を探る手、上方への手は未来をつかむ手です。「Past & Future」の言葉とともに、兵庫県立考古博物館は過去の営みをとおして未来を創造します。

兵庫県立考古博物館WEBサイト「理念と使命」ページより

壁面や屋上が緑化された建物

兵庫県立考古博物館は、建物が地中に埋め込まれる形で 壁面や屋上が緑化されています。

大中遺跡公園に再現された緑豊かな古代の風景となじむように設計されているようです。

また、壁は「地層」をイメージしたデザインだそうな。

東入口・エントランス展示「ときのギャラリー」

兵庫県立考古博物館のエントランスは、「東入口」(JR土山駅側)と「西入口」(大中遺跡公園駐車場側)の2か所。
下写真の「東入口」がメインエントランスな感じの構造です。西入口は少々裏口感があります。

東入口から入館してみます。

東入口から入館するとすぐ目に入るのが、エントランス展示「ときのギャラリー」。
縄文時代から江戸時代までの土器がずらりと並びます。

この土器の展示の先に、受付・チケット売り場と有料展示ゾーン入口があります。

兵庫県立考古博物館 館内《有料展示ゾーン》

テーマ展示室・発掘ひろば・特別展示室への入場には、観覧料が必要です。
*観覧料 大人(個人)1人:通常期200円・特別展開催中500円 (観覧料についてはこちらの記事もご覧ください)
受付で観覧料を支払って観覧チケットを購入し、有料展示ゾーンへ。

有料展示ゾーン内は、テーマ展示室・発掘ひろば・特別展示室の3室に分かれています。

テーマ展示室(常設展)

テーマ展示室には、「人」「環境」「社会」「交流」の4つのテーマが。

テーマ【人】私たちの由来

兵庫県内の遺跡で発見された人骨から復元した昔の人々の姿や、祖先がどこから来たのかなど、我々の由来に関する展示が。

はまぐりくん
はまぐりくん

私たちは「新人」なんだって。

おい、新人!

テーマ【環境】自然とともに

ナウマンゾウのハンティングシーン・縄文の村・弥生の農村など、自然と戦いながらも恵みを受けて生きた人々の暮らしが再現された、自然環境と人間の関係についてのコーナーです。

おせんべさん
おせんべさん

この人は、びびって隠れてるのかな。
まあナウマンゾウとか怖いもんね。

テーマ【社会】国のなりたち

人々が争いながら国を作り上げてきた歴史、戦いに使われた武器や王の墓などに関するコーナーです。

はまぐりくん
はまぐりくん

戦の矢が飛び交う中を通過…

このテーマの最後には、「むかしの人に変身!」コーナーが。

他の展示ではストロボの使用は禁止されていますが、ここではストロボを使用した撮影も可能です。

テーマ【交流】みち・であい

兵庫での多くの人々の出会い、またそれによって創出された文化に関する展示。

中央には古代船や石棺の復元模型が。
ちなみにこの古代船「ひぼこ」は、兵庫県北部の新温泉町諸寄(もろよせ)の尾崎造船所さんで復元されたもの。
完成後 実際に進水し、地元香住高校の高校生がオールを漕いで諸寄港内を航行したそうな!

「参加体験」をキーワードのひとつにかかげる兵庫県立考古博物館らしいイベントも開催されます。
石棺に入ってみよう!コーナーで、大王になって葬られ気分?

はまぐりくん
はまぐりくん

大王になるのはいいんだけど、
「葬られ気分」は あんまりいい気分じゃないよねw

船に乗ってみよう!コーナーで古墳時代の船に乗ることも。

おせんべさん
おせんべさん

路線バスくらいのサイズ(長さ11m)のこの船で、

兵庫県北岸から日本海を渡って大陸を目指したらしいよ!

*上写真のイベント開催日時は2024年5月時点での情報です・利用時は最新情報をご確認ください

体験展示「発掘ひろば」(常設展)

こちらは、体験展示「発掘ひろば」。

大中遺跡をイメージした発掘現場を実物大で再現し、発掘調査に使用する機械工具等の実物を展示するコーナーです。

発掘現場を真上から見ることのできるガラス張り部分。

お子様向けの学習コーナーも。

「発掘プール」は、お子様が手袋や長靴を着用してゴムチッププールの中に入り、出土品を模したグッズを掘り出す「発掘体験」コーナー。

この体験は当日現地予約制。来館時に受付で整理券をもらって予約するシステムです。

特別展示室(特別展・展覧会)

特別展示室では、特別展(展覧会)が開催されます。
この日は、春季特別展「動物と考古学 -愛でる、使う、食べる-」(2024.04.20~06.30開催・月曜休館)が開催されていました。

昔から人々が 食べ・利用し・愛した「動物」について、骨やその他出土品などの考古資料を展示。

はまぐりくん
はまぐりくん

あら、ご先祖様!

こちらは、兵庫県高砂市の日笠山貝塚(縄文時代)から発見された ハマグリ。(高砂市教育委員会蔵)

*この春季特別展は2024年06月30日までの開催です。ご注意ください。

バックヤード見学デッキ・展望台とアクセス情報等は次の記事へ

兵庫県立考古博物館② 展望台・バックヤード見学デッキとアクセス情報 につづきます

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