東京都中央区日本橋兜町にある日本最大の証券取引所「東京証券取引所(東証)」。実は個人でも予約なし無料で見学することができるんです。地下鉄茅場町駅徒歩3分とアクセスも良好。
テレビでよく見る「マーケットセンター」など見学の様子をブログ記事にまとめました。ぜひ最後までご覧ください。
東京証券取引所(東証)見学施設「東証Arrows」(入場無料)
東京証券取引所(東証)は、日本の経済の中心地「兜町」にある 日本最大の証券取引所。
この東京証券取引所には、東証のマーケット部門が売買監理業務を行っている「マーケットセンター」の様子を見学することができる施設「東証Arrows」が併設されています。(入場無料)
東京証券取引所見学施設(東証Arrows)の入口は「西口」
東京証券取引所見学施設(東証Arrows)は、見学時間内に自由に無料で見学することができます。
ただし、10人以上の団体や、案内が必要な場合は「案内付き見学ツアー」の予約が必要です。
個人自由見学時間 | 9:00~16:30(土・日・祝祭日・年末年始を除く) |
東京証券取引所見学施設(東証Arrows)の入口は、「各種メディアでよく見かける東証の外観」(上の写真・東口)とは逆サイドの「西口」です。(下写真)
入場時にセキュリティチェックがあります。
空港の保安検査みたいな手荷物検査と金属探知機を通過し、館内へ。
1F見学受付で職業種別(会社員とか公務員とか)と見学人数を入力し、スタッフさんから簡単な注意事項や案内を聞き、「VISITOR」と書かれた入館証とパンフレット(見学ガイドブック)を受け取って、見学開始!
1F エントランスと証券史料ホール
1Fエントランス・見学受付カウンターの目の前に、記念撮影コーナー「上場の鐘フォトスポット」が。
東京証券取引所名物「上場の鐘」の本物は、これから向かう「オープンプラットフォーム」(中二階)にあります。
フォトスポットでは 東証の上場セレモニーで使われる木槌(本物)を持って 記念撮影することができますよ。
ちなみに、フォトスポットの背面パネル横にいるのは「とうしくん」。多分 あとでまた出てきます。
エントランス横には、「証券史料ホール」が。
東京証券取引所の歴史に関する展示などがあり、かなり見応えがあります。
2F アート「OVER DUST for JPX」や株式投資体験コーナー
1Fエントランスホールから、エスカレーターで2階へ。
エスカレーターを上がったところにあるパブリックアート「OVER DUST for JPX」。
なんとこれ、東京証券取引所が属する日本取引所グループ(JPX)で「飛沫対策」として使用されていたアクリルパネルを使ったものなんですって!(デザイナー・アーチスト 進藤篤氏の作品)
壁面には立派なレリーフが。
株式投資体験コーナーには、社会見学の高校生?の方たちがいましたよ。
1Fエントランスホールにもいた「とうしくん」。(「証券知識普及プロジェクト」マスコットキャラクター)
お誕生日は、10月4日(証券投資の日)ですって。
もちろん、「投資(とうし)」と「牛(うし)」からの命名なんだけど、実はとうしくんには9頭のきょうだいがいて 全部で「10頭」=10(とう)の牛で「とうし」って意味もあるそうな。
さらに!「10頭いる=10に分ける」は投資の基本である「分散投資」という意味も込められているとか。
最初は「出た!ダジャレ!」って思ったけど、思ったより深い名前なんだね「とうしくん」。
分散投資は大事だもんね。
東証見学の目玉!中2階 オープンプラットフォームとマーケットセンター
2階からエスカレーターで中2階へ降りると、多目的スペース「オープンプラットフォーム」。
大納会・大発会や、新規上場のセレモニーなどが行われる場所なんですって。
オープンプラットフォームの目の前には、東証のシンボル的存在で、多分この見学施設の一番の目玉「マーケットセンター」が!
東証といえばここ!的な、テレビでもよく見かける所だね!
マーケットセンターの円筒の高さは10m・直径は17m!
円筒上端部にある1周約50mのリング状のディスプレイ「チッカー」には、株価情報がくるくる回りながら表示されています。
オープンプラットフォームには、こちらもテレビでよく見る大きなマルチディスプレイ(株価ボード)と「上場の鐘」もありますよ。
昭和10年頃までは毎日鳴らされてたんだけど、最近は新規上場セレモニーで鳴らされることが多いから「上場の鐘」って呼ばれてるんだって!
2F 見学回廊を一周・「金運スポット」東口玄関も見える
東証Arrows2Fには、マーケットセンターやオープンプラットフォームなどを見ながら一周できる見学回廊が。
見学回廊の壁面には、東京証券取引所の歴史に関する写真などが展示してあります。
自動販売機充実!リフレッシュコーナー
2F見学回廊の途中に、飲み物などの自動販売機とイス・テーブルがある「リフレッシュコーナー」もありますよ。
リフレッシュコーナーの中はこんな感じ。
自動販売機は充実のラインナップ!写真には写ってませんが、アイスの自動販売機も!
しかも、なんか安くない?
なお、リフレッシュコーナーの奥に 以前は喫煙コーナーがあったようですが、現在は閉鎖されています。(館内全面禁煙)
縁起のよいものが集まる金運スポット・東証東口玄関
見学回廊の東端部までやってくると、東京証券取引所の東口玄関が見えます。
なお、先にも書きました通り、東京証券取引所見学施設(東証Arrows)の見学者入口はこの東口ではなく「西口」です。
この東京証券取引所東口玄関は 縁起のよいものが集まる「金運スポット」とされていて、天井のステンドグラスや床の十二支の円盤が見どころです。
天井のステンドグラスは、運気が入りやすいよう、玄関方向から内側への末広がりの扇型になっています。
玄関床にある十二支の円盤。
この玄関が、良い運気が入ると言われる南東(辰巳)方向を向いていることを示しています。
見学回廊を一周して、戻ります。
壁面にも多数展示物があり、見ていて飽きません。
東証見学のおみやげはここ!1F・グッズ自動販売機
1Fエントランスホールには、日本取引所グループ(JPX)グッズの自動販売機が。
自動販売機用の両替機も設置されています。
東証見学のおみやげに、東証Arrowsのキャラクター「あろーずくん」のボールペンを2本買いました。
何でも高くなってる時代なのに、なんとボールペン1本100円でしたよ。
なお、日本証券界の守り神「兜神社」のお守りも、この自動販売機で購入できます。
が、直接自動販売機から出てくるわけではありません。詳しくはこちらの記事をご覧ください。
東京証券取引所見学施設「東証Arrows」アクセス (最寄り駅=茅場町)
東京証券取引所(東証)見学施設「東証Arrows」の最寄り駅は、東京メトロ茅場町駅(日比谷線・東西線)。
兜町交差点角にある複合施設「KABUTO ONE」直結の「出入口11」を出て、北へ徒歩250mくらいです。
上の方でも書きましたとおり、東証の「メディアでよく見る外観」は東側ですが、東証見学者の出入り口は建物の「西側」にありますのでご注意を。
ちなみに、
東京証券取引所のすぐ北側(東証Arrows出入口から北へすぐ)のところに、日本証券界の守り神様「兜神社」があります。
また、東証Arrowsから1kmほどの所に「貨幣博物館」(こちらも入館無料)があります。
「お金つながり」で一緒にご見学はいかがでしょう。
以上、東京証券取引所(東証)見学施設「東証Arrows」、予約なし無料個人見学のお話でした!
最後までご覧いただき ありがとうございます。
*お出かけの際は ご自身で最新情報をお確かめください。