日本三古湯のひとつ、六甲山北麓の豊かな自然に囲まれてるのに「神戸・三宮からわずか30分」という好立地の有馬温泉。この記事では「関西の奥座敷」有馬温泉のパワースポットとされる「湯泉神社」「有馬天神社」「水天宮」の三社巡りをご紹介します。
有馬温泉パワースポットトライアングル・三社巡りとは
有馬温泉にあるパワースポット「湯泉神社」「有馬天神社」「水天宮」の三神社を巡って参拝することを「有馬温泉三社巡り」と言います。
また、地図上でこれら三社を結ぶと下地図のような、正三角形ではないけど まあまあ整った三角形となり、「有馬温泉パワースポットトライアングル」と呼ばれたりします。
各パワースポット(神社)間は数百メートルしか離れておらず、各々徒歩数分圏内。神戸電鉄の有馬温泉駅からも有馬天神社まで約400mと便利で、お手軽にパワースポット三社巡りができます。
有馬温泉パワースポット三社巡り「有馬天神社」(天神泉源)
有馬温泉の金泉が湧くパワースポット「有馬天神社」
有馬天神社は、京都の北野天満宮より菅原道真公を勧請して創建された、有馬温泉の鬼門の守護神。
有馬温泉街の厄除神社として信仰されています。
有馬天神社の境内には、有馬温泉に7つある泉源のひとつ「天神泉源」があり、温泉(金泉)が湧き出しています。
金泉(有馬温泉には金泉・銀泉の2種類の温泉が湧く)がじゃんじゃん湧いていることもあってか、有馬天神社・天神泉源は 運気アップのパワースポットとされているようです。
有馬温泉には、茶色っぽい「金泉」(きんせん)と 無色透明の「銀泉」(ぎんせん)の2種類の温泉が湧出。
金泉と銀泉は、それぞれ湧き出す「泉源」が異なる。
金泉が湧き出す泉源:天神泉源・有明泉源・御所泉源・極楽泉源・妬泉源
銀泉が湧き出す泉源:太閤泉源・炭酸泉源
有馬天神社(天神泉源)へのアクセス
・神戸電鉄「有馬温泉」駅から徒歩約400m
神戸電鉄「有馬温泉」駅を出て右へ→「太閤橋」交差点を直進して有馬川沿いを進む→「有馬 旅館・ホテル・観光 案内所」の角を右折→「阪急バス有馬案内所」と「若狭屋」の間の路地(湯本坂)に入る→「ありまや」の角を左折(北へ)して路地へ→突き当りの階段を右へ進むと、左手に 有馬天神社(天神泉源)が見えます。
有馬温泉パワースポット三社巡り「水天宮」
静かなエネルギーを感じるパワースポット「水天宮」
水天宮は湯泉神社(有馬温泉三社のひとつ)の摂社・御旅所。(御旅所=お祭りの時のお神輿の休憩所的なところ)
大己貴命(おおなむちのみこと)と少彦名命(すくなひこなのみこと)が降臨した場所とされています。
三社の他の二か所に比べて場所が少々分かりにくく、そのためか参拝者も少ない静かな雰囲気のパワースポットです。
鳥居から奥へ進むと祠があり、写真では分かりませんが中に井戸があって清水が湧いています。
大己貴命(おおなむちのみこと)が降臨した場所に湧いているので「己貴清水(なむちしみず)」と呼ばれ、それが転じて「穴虫の清水」とも言われているようです。
水天宮へのアクセス
・神戸電鉄「有馬温泉」駅から徒歩約700m
・有馬天神社(天神泉源)から徒歩約300m
有馬天神社(天神泉源)前を左へ(坂を下る)→丸ポスト「川上商店」角を左へ(湯本坂)→道路左わきに古い道標(石柱)のある角を右折して路地を進むと「水天宮」に到着です。
有馬温泉パワースポット三社巡り「湯泉神社」
パワースポット有馬温泉の守護神「湯泉神社」
湯泉神社(とうせんじんじゃ)は、有馬温泉の守護神・有馬の氏神様として崇められている由緒ある神社です。
資料によっては「温泉神社」と書かれているものもあり、また読み方についても「とうぜんじんじゃ」「ゆのじんじゃ」など様々な説があるそうですが、現在は「湯泉神社(とうせんじんじゃ)」が一般的とのことです。
鳥居の扁額には、ずばり「温泉守護神」と。
また、子宝・子授けの神社としても有名だそうですよ。
鳥居から 社殿までは、ご覧の通り けっこうな階段です。
有馬温泉は、大已貴命(おおなむちのみこと)と少彦名命(すくなひこなのみこと)の二神が、湧き出る泉で脚の傷を癒している3羽のカラスを見つけたのが始まりだと言われています。
湯泉神社の御祭神は、この大已貴命(おおなむちのみこと)・少彦名命(すくなひこなのみこと)と、後年祀られた熊野久須美命(くまのくすみのみこと)。この三神は「有馬温泉鎮護三神」と呼ばれているそうです。
湯泉神社の拝殿には、この有馬温泉発祥の言い伝えにちなんだ三羽のカラスの彫刻がありますよ。
また、湯泉神社の鳥居の近く「有馬の工房(神戸市立有馬温泉観光交流センター)」そばには3羽のカラスの像(下写真)もあります。
湯泉神社へのアクセス
・神戸電鉄「有馬温泉」駅から徒歩約600m (鳥居から拝殿まで長い階段あり)
・水天宮から徒歩約550m (鳥居から拝殿まで長い階段あり)
水天宮から湯本坂の道標(石柱)まで戻り、左折して坂(湯本坂)を下る→「冨田屋」角を左折→(塩と胡椒入れのミュージアム前通過)→「泉堂」角を右折→(銀の湯前通過)→「温泉寺」を越えて左手に鳥居がある
以上、有馬温泉のパワースポット「湯泉神社」「有馬天神社」「水天宮」の三社巡りのお話でした!
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